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Webマーケティング2002年12月4日 00:00
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コンバージョン率の低下が目立ち始めた!

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20021204/1.html
著者:三石 玲子
国内internet.com発の記事
 ここにきて、eコマースの「勝利の方程式」は、「量から質への転換」である。と にかく来店者を集め、会員登録の数を競い合うことから、リピーターを中心とした優 良客を集め、客単価を向上させることに、視点が変わってきた。

 「商売の質」を示す指標には様々なものがあるが、「コンバージョン率」「全売上 に占めるリピーターシェア」「「1オーダーあたりのマーケティングコスト」「SAR< shoppingcart abandoned rate:バスケットに入れておきながら購入しない割合>」等 が代表例だ。

 アメリカのオンライン小売業の統計ではこれらの比率は2000年→2001年で、いずれ も向上している。

  • オーダー・コンバージョン率:2.2%→3.1%
  • 売上げに占めるリピーターシェア:40%→53%
  • 1オーダーあたりのマーケティングコスト:20ドル→12ドル
  • SAR:53%→47%
   (THE STATE OF RETAILING ONLINE 5.0:2002)

 少なくとのこの結果を見る限り、大命題の「量から質への転換」は順調に進展中で ある。

 これらの指標の中で日本で公表されているものはほとんどないが、唯一コンバージ ョン率の測定は企業によっては行われている。コンバージョン率とは物販の世界では 厳密には「来店者対比注文者の比率」を意味する。この水準は、これまた米国の調査 結果だが、1.8〜9.8%といった水準。9.8%を示す事例は実は旅行関係の売上げが含 まれる。つまり物販に限定すれば数%が平均的ということだ。

 日本のeコマースサイトでは、かっては8%台を標榜していた企業もある。ネットユ ーザー数が少ない時代には、ターゲット層が明確な専門店ショップで、この程度の水 準を維持するのはそう難しい話ではなかったのだ。だがこの水準が下がり始めたケー スが目立つ。

 なぜコンバージョン率が低下するのか、推測するに、次のような理由だろう。

  1. 売上の伸び率低下に伴い、対応策として商品ラインの拡大を図ったが、店のコン セプトが不明確になった
  2. ビギナー層の増加等顧客の質的変化が進んでいるが、ビギナーフレンドリーなサ イトデザインが伴わず、結果的にチャンスロスを招いた
  3. モバイルコマース、eメールマーケティング等そもそもコンバージョン率が本来的 に高い手段へのシフトが進行し、ウエブページの役割が相対的に低下した
コンバージョン率向上は、eコマースの根本に関わるノウハウだ。実店舗に比べ、ただ でさえ低いこの水準が下がり始めたとなれば、日本のeコマース自体の存亡の危機で もある。原点に戻って、「コンバージョン率を高める店の形」を再検討すべきだろ う。

記事提供:M&M研究所


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