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2003年1月14日 00:00

やっぱり、どっさり。束になってやってきた「お年賀」メール

一昨年と昨年は、ハガキの年賀状からインターネットのグリーティングカードに「転向」した友人・知人が多かった。当然ながらその分、ハガキは減少した。

ところが今年はちょっと様子が違う。
再びハガキに回帰した人が増えた気がする。
パソコンと格闘しながらも創作のよろこびを見いだしたのかも知れない。
それに、グリーティングカードが便利だと思って乗り換えてはみたものの、同時に友人からグリーティングカードを受け取ってみて、ちょっと煩わしい思いをしたのかも知れない。

それと対照的に急増したのが、企業がメルマガ読者に配信する「お年賀」メールだ。

元旦。
恐る恐るメールボックスを開ける。
やっぱり、どっさり。
企業の「お年賀」メールは、受信トレイめがけて束になってやってきた。
どれも「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」。
ちょっと変わったものでは件名欄で「お年玉」を謳っている。でもなんのことはない、いつもの「抽選で当たります」のパターンだった(一度も当たったことがない)。

まさか「お年賀メールを配信したのはウチの会社だけ」と思っている企業はないと思うけれど、それにしてもこれだけズラリと並ぶと、もうユーウツでもなんでもなくなる。何の感情もなく、まとめて「処理」に走りやすい。

この「お年賀」という機会に、どうコミュニケートすればいいのだろうか。
読者とのマインド上のリレーション(関係)がきちんと構築できている企業のメールだったら目を通す。それは読まない企業メールを習慣で削除するのと同じように、いつも読む企業メールは、たとえ挨拶だけのお年賀メールでも習慣で読んでしまう。

問題はリレーションの深度が曖昧な場合だ。
どうするか?

例えば「確実」なインセンティブというのはどうだろうか。
同じ「お年玉」にしても、「もれなく」だとしたら価値は高い。それはポイントプログラムなら「お年玉ポイント」でもいいし、物販なら「初売り割引」でもいい。
わずかなインセンティブでも、オトソ気分(もう死語か)の間は悪い気はしない。

インセンティブばかりでなく、リアルのコミュニケーションだってある。
例えばハガキの年賀状。
オプトインの手続の際、あれだけ郵便番号やら住所やら入力させられたのに、1通としてハガキの年賀状が来なかった。

こんな反論があるかも知れない。「だってEメールマーケティングだから当たり前」。

なるほど。
でもせめて1年に1回ぐらい、年賀状でリアルのダイアログをもってもいいのではないか。それで「ロクに読まれずに削除される」という地位から敗者復活できるのであれば、安いものだ。

もったいない?
本当にもったいないのは、配信しても読まれずに削除され続けているメールだと思うけれど…。

四季をぐるりと回れば、また「お年賀メール」の季節がやってくる(あと11ヶ月!)。


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