好調な動きをみせ始めた、新聞各社のオンライン事業The Washington Post Co. (NYSE:WPO) は24日、2002年第4四半期決算を発表した。内容をみると、部門別では『washingtonpost.com』を中心とするオンライン事業売上の急伸が目立ち、前年同期比45%増の1060万ドル、オンライン広告売上も79%増と好調だ。通期売上でみると、オンライン部門が前年比18%増の3590万ドル、同じく2002年通期のオンライン広告売上も60%増となった。
新聞社のオンライン展開は、当初思わしくなかったが、ここへきて投資の回収ができる時期に入ったことが、同社の決算内容に限らず、いろいろな形になって表れている。オンライン部門の売上規模そのものはまだ小さく、たとえば Washington Post の決算でみると、通期売上全体のわずか1.4%にすぎないが、伸び率ではオンライン以外の媒体を圧倒している。 Nielsen//NetRatings の AdRelevance が発表した調査によると、2002年第4四半期は一般ニュースサイトの広告インプレッション数が急増したという。同社の調べでは、第3四半期比のインプレッション数179億回より、30%も伸びたとしている。 ほかの新聞社でも、Washington Post の決算内容と同様に、オンライン事業の急伸ぶりが明らかになっている。Knight-Ridder (NYSE:KRI) も21日に2002年第4四半期決算を発表したが、やはりオンライン事業売上が前年同期比で33%増、通期でも5530万ドルと前年比31%増になった。加えて同四半期はオンライン部門 Knight-Ridder Digital が黒字に転じ、45万6000ドルと少ないながらも利益を計上した。売上規模の比率については Washington Post のオンライン部門と同様の傾向で、Knight-Ridder Digital の売上比はわずか2%にすぎない。 Dow Jones も2002年第4四半期決算を発表しており、『Wall Street Journal Online』の購読契約数が年間で8.5%増と引き続き伸びをみせ、同社電子出版部門の粗利益率改善に一役買ったとした。 より規模の小さな新聞社でもこの傾向は変わらず、Billings Gazette や Lincoln Journal Star を擁する Davenport のオンライン事業売上が大きく伸びている。 関連記事 最新トップニュース
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