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義理アドレスと本命アドレスバレンタイン・デーのたびに登場する「義理チョコ」と「本命チョコ」。リレーションの深度によって使い分けるという、じつに端的で明快なシステムだと思う。
じつはメールマーケティング(メールマーケ)にも同じような考え方がある。名付けて「義理アドレス」と「本命アドレス」だ。 5人に4人が複数のメールアドレスを使い分けている昨今、メインのメールアドレスはそう簡単に教えてもらえない。登録した翌日から、ウンザリする数の広告メールにまとわりつかれるのは誰だって嫌だ。だからキャンペーンやメールマガジンなどには、ウェブメールや転送メールなどのアドレスがあてがわれる。言ってしまえば「義理アドレス」だ。万が一迷惑メールが届くようになっても、そのアドレスをポイと捨ててしまえばいい。リレーション(関係)の深度が浅いほど、義理アドレスが活躍する。 ではメインアドレスはどう使うか。japan.internet.com の調査結果によると、5人に3人はごく近しい人にしか教えないらしい。要するに、リレーションの深度が深ければ「本命アドレス」のお出ましで、親しくなければセカンドアドレス、つまり「義理アドレス」ということだ。 企業のメルマガ登録ページで、ときどき「ウェブメールや転送メールなどのフリーメールではご登録いただけません」とした注意書きを目にすることがある。銀行口座を開設するならともかく、メルマガ配信だけで本命アドレスを迫ることに、どれだけの意義があるのだろうか。 初対面でマインド上のリレーションも形成されていないのに、いきなり「本命チョコください」と言ったらどうなるか。きっと(ほぼ確実に)張り倒されるに違いない。 消費者はまずサスペクト(不確定見込客)のポジションにいることを理解したい。そしてマインド上のリレーションが築かれていく中で、プロスペクト(見込客)へと進化していく。 本命アドレスを得るレベルはそれよりもずっと先にあるのだけれど、真摯な組み立てでリレーションを形成すれば、「義理」から格上げされる。そのプロセスをわきまえ、張り倒されないような仕組みを考えたいものだ。 関連記事 最新トップニュース
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