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2003年6月23日 00:00

メールマガジンとディスクジョッキーの共通点−マスコミなのにパーソナル

あなたは一日にメルマガを何通受け取りますか?

1日に50通近く受け取るという人も少なくないだろう。チラシも DM も、そんなに受け取らない。CM だって一日に50本見るのは容易ではない。メールマガジンは、誕生以来瞬く間に、個人的に受け取るメッセージの中でかなり高い位置に駆け上がったように思える。

メールマガジンについては、一家言もつ人も多いだろう。今回は、特に PC で受け取るメルマガに焦点を当てて、私も負けずに一席ぶってみたい。

“メルマガは、ラジオのディスクジョッキーに似ている”

例えばどちらも
・語りかけが大事

DJ は、パーソナリティーが、まるで聞き手は自分だけであるかのように語りかける。マスメディアであるのに、1to1 でもある。メルマガも一緒。まるで私だけのために書かれているかのような、錯覚がとても有効だ。テレビの司会者をキャスターというのに対して、ラジオの司会者をパーソナリティーと称すことが多いのも象徴的だ。

・距離感が大事

毒蝮三太夫の「くそばばあ」、みのもんたの「お嬢さん」など、人気パーソナリティーたちは心の中にスポーンと入ってくるような独特の言葉の使い方をする。聞き手との距離感を計るのがうまいのだ。いいメルマガの書き手も、その企業・商品・顧客の性質から、適正な距離感を計算し、カジュアルとフォーマルのバランスをはかっているようだ。当然、大企業が「くそばばあ」とやったら、大変なことになる。大企業には大企業だけに期待される快適な距離感があるのだ。親密であればいいというものではない。

・「てんこ盛りなのに、連続性がある」というのが大事

ひとつの番組を注意深く聞いていると、メインのパーソナリティーのトーク・音楽・CM・番組内プログラムが、自然に流れてくる。1時間に区切っても、かなりいろいろな要素がてんこ盛りされている。いいメルマガも、ヘッダー・アスキーアート・宣伝文・コラム・フッターが同居し、それぞれが目立つように主張しているが、自然である。

・参加性が大事

そして、聞き手、読み手の参加性。リスナーからのお葉書というのは、DJ のキラーコンテンツ。「自分のはがきが読まれるかな?」というわくわく感と、「こいつおもしれえ」というリスナー同士のコミュニティー意識が醸成される。自分だけのメディアが、いい意味でみんなのメディアとなり楽しさが増大するのだ。メルマガ配信システムの草分け「まぐまぐ」の公式メールでも、当初から抱腹絶倒の読者コーナーがあり、これだけのために読みつづけているという人が少なくない。

・期待感が大事

DJ はスイッチを消せば、もう聞こえない。
メルマガはスクロールする手が止まってしまったら、もうおしまいだ。
両方とも、次に何が起きるだろう?という期待感こそが命。そして、今回も面白かったという満足感が、次号をクリックさせる力になる。

「メルマガは クリックしなけりゃ ただのゴミ」ということで、最近、タイトルに凝る企業やネットショップが多い。なかにはギョッとするものまで現れているが考え物である。奇をてらうことと、わくわく感を育てることは、似て非なるものだ。

以上のように、自社のメルマガを DJ 的視点で読み直してみると、いい点・悪い点が今までと違って見えてくるだろう。ちなみに、【小泉内閣メールマガジン】を DJ 的に評価すると…。
やめておこう。 (記事提供:株式会社イーライフ
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