企業の人気CMキャラクター、注目すべきは人気3位の「ぴちょんくん」キャラクターといえば、従来は子供を対象にしているものであった。しかし、昨今ではCMなどを中心に、幅広い年齢層に人気となるキャラクターが登場している。
近年では、企業・商品のキャラクターが一人歩きして、「タレント」になってしまうほどのブームになるケースもある。 今、日本で人気の企業のCMキャラクターといえば、ダントツで「NOVA うさぎ」(NOVA)と「Qoo」(日本コカ・コーラ)である。この2つのキャラクターは、第3位の「ぴちょんくん」(ダイキン工業)を大きく引き離して圧倒的な認知率・好感度となっている。
この調査結果をもとに、CMキャラクターで成功している企業のサイトをのぞいてみると、各企業キャラクターを起用したコンテンツを用意し、ファンを楽しませながら、さらに販促の仕掛けを作っている。 日本コカ・コーラのサイトでは、「お宝クー・グッズぜったいあげるよキャンペーン」が展開されている。「プレミアム紹介」ページにお宝クー・グッズを揃えており、これらはペットボトルのシールを集めて応募すると当たるようになっている。応募用紙の PDF をダウンロードすれば、オリジナル壁紙がもらえるという仕掛けにも余念がない。 キャンペーンページの TOP には、「クー・ゲーム なりきりマエストロ」という Flash ゲームも用意されており、このゲームは「子供だって、うまいんだも〜ん。飲んだら、こう言っちゃうよ…Qoo!」というCMソングをうまく使ったファン心くすぐるコンテンツとなっている。 一方、NOVAでは、「NOVA うさぎ」コーナーを設け、壁紙プレゼントや携帯電話からの待受画像・着メロのダウンロードを提供している。また、「NOVA うさぎオンラインショップ」から、ぬいぐるみ、携帯ストラップ、Tシャツなどが比較的低価格設定で購入可能となっている。プレミアム感覚から、ついつい購入してしまう消費者も多いはずである。 しかし、CMキャラクターを起用したサイトで、今最も注目すべきは、人気3位の「ぴちょんくん」のダイキン工業かもしれない。 ダイキン工業の「ぴちょんくん」は、ダイキンエアコンの「うるるとさらら」の商品説明のために生まれたCMキャラクターだが、じょじょに人気を高め、音楽CD、絵本の発売や、セガトイズなどからオリジナル「ぴちょんくん」商品も出るほどの人気だ。 ダイキン工業のサイトでも、スクリーンセイバーや壁紙、マウスポインタなどの「ぴちょんくん」アイテムのダウンロードコーナーを用意しているが、サイトにアクセスすると他にも多くのぴちょんくんを有効活用したコンテンツを展開しているのに驚く。 まずは、「快適すきすき!ぴちょんくん」という、ぴちょんくん育成ゲーム。気象庁発表の気象データを取込み、プレイヤーの登録した地域の気象状況をリアルタイムにシュミレートし、その状況下でぴちょんくんを育てられるというひと工夫あるゲームだ。このゲームは2003年9月19日まで無料で公開されている。 さらに「ネットリサーチ」という観点から注目したいのは、「ぴちょんくんと空気まわり」というサイト。このサイトは、ダイキン利用顧客のアンケート会員化し、アンケートに答えることで各種ぴちょんくんオリジナルアイテムを抽選でもらえるようになっている。 自社製品に対する意見を収集するために、利用顧客を自社サイト上にてアンケート会員を組織化するのは、現在多くの企業が行っていることだと思うが、ダイキン工業は、自社の人気キャラクターを起用し、ただのアンケートコーナーを超える顧客とのコミュニケーションサイトに仕上げている。 サイトの雰囲気をはじめ、インセンティブをぴちょんくんオリジナルアイテムにするなど、ぴちょんくんを全面に起用したこのサイトならば、顧客はファン会員としてどんどん登録し、積極的にアンケートにも回答するだろう。 マーケティングに有効活用されている企業キャラクターの成功事例として、ぴちょんくんは、今後も目が離せない。 このように人気キャラクターを持つ企業では、そのキャラクターを用いたオリジナル販促グッズやサイトをフル活用して、さらに販促・マーケティング効果をあげている。 企業や商品のキャラクターがテレビCMに使用されることについてどう思うかネットリサーチで聞いてみると、「大変好ましい」35%、「好ましい」49%と合わせて8割以上が好感を持っているという結果だった。 今後もまだまだ、企業のCMキャラクターのマーケティングへの活用は有効なようである。 企業・商品の人気キャラクターに関する調査(マクロミル調べ) (執筆:西沢真理子、監修:福羽 泰紀) 記事提供:マクロミル 最新トップニュース
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