消費の嗜好性調査:上海の若者1000人に聞きました〜10万元(150万円)あったら何に使いますか?〜
先週、出張で上海に行ってきました。上海は残暑が厳しく暑い日が続いていました。現地の人が言うにも今年は特別に暑く異常気象のようです。暑さにもかかわらず上海の繁華街ショッピングセンターは平日から非常ににぎわっており購買意欲の高さは相変わらずのようです。 また、現地の消費者調査会社の役員と中国消費者の動向について話をしましたが、ここ2〜3年で中国の消費者の消費意識は大きく変わってきているということで意見が一致しました。 特に自家用車の購入意欲が急速に拡大しており、以前では考えられないことですが、普通のOLも自分が欲しい自家用車の名前をキチンと言えるようになっていました。中国では3万元台から購入できる低価格のコンパクトカーも発売されており、今後の自家用車の普及は予想以上に早いスピードで進みそうです。 さて、今回の消費者調査は「仮に10万元あった場合の使い途」について上海と日本(首都圏)の20代・30代の生活者について質問をしてみました。 サンプル数は上海:1,020人、日本(首都圏):1,000人です。日本人に対しては、「仮に100万円あった場合の使いみち」と置き換えて質問をしています。
調査結果 仮に10万元(100万円)あった場合の使い途についてを上海市と日本(首都圏)の調査結果を比較してみましょう。 上海市で最も多い回答は「マンションの購入資金」50.3% で、日本(首都圏)で最も多い回答は「貯金する」58.9% となっています。また、2位以下を見ていくと上海市では「海外旅行」41.8% 「株式投資」31.9% と続くのに対し日本(首都圏)では「車の購入資 金」31.0% 「ローンの返済」27.3% となっています。 上海市の回答者は非常に旺盛な消費意欲が見られるのに対し、日本(首都圏)の回答者では上位3位までのうち「貯蓄」「ローンの返済」といった、直接現在の消費に結びつかない回答が多い傾向が見られます。全体的な傾向としても「貯蓄」と「ローンの返済」以外では上海市のほうが回答率が総じて高い傾向にあり、日本(首都圏)の消費者と比較すると消費意欲が旺盛であることがわかります。 また「短期留学」(上海市29.8%,日本5.4%) 「株式投資」(上海市31.9%,日本12.2%)の項目では、上海と日本の間で非常に大きな差がでており、投資に対する考えが、留学のような自己投資も含めて日本人と比較して非常にアグレッシブであることがわかります。「自動車の購入資金」に使いたいという回答も日本と同程度になっており、自動車の購入が現実になりつつあることがうかがえます。 今回の質問を通して、仮に上海消費者の可処分所得が今よりもう少し増えたときにどういう消費行動を起こすのかということをある程度見て取ることができます。日本の消費者動向と比較すると、その差異がはっきりと見て取れ、マーケティングのデータとしては非常に興味深いものとなっています。(記事提供:サイバーブレインズ) 関連記事 最新トップニュース
|
|