競合ブランドとのポジショニングを明快に示す手法企業の経営者やブランド・マネージャにとって、自社ブランドと競合ブランドとのブランドイメージのポジショニングを明確にすることは、重要なことである。あなたは、自社の業界のポジショニングマップを把握しているだろうか?
競合ブランドとのポジショニングマップは、関係者の関心が高く、プレゼンの企画書に入っていると喜ばれるという。広告戦略立案時には特に欲しいものである。 本来、ポジショニングマップとは調査を行い、消費者にどのように捉えられているのかを示すべきなのだが、担当者が自分の頭の中で考えて説明図にしたようなものを見かけることもある。本来は調査を行ってポジショニングマップを作りたいのだが、調査のコストがかかる・時間がない、といった理由から、説明のために自分でマッピングを作成するしかなかった、という事情によるもののようだ。 しかし、担当者が自分の感性で作ったポジショニングマップは、調査を行って示されたものに対し、説得力があまりないことは否めない。 最近は「ネットリサーチ」を使うことで、消費者がとらえるブランドイメージのポジショニングを把握することが比較的容易になってきている。コスト・時間も従来の調査手法(訪問・郵送・電話など)よりはかからない。 実際に、ネットリサーチで行った調査結果からポジショニングマップを作成した例を見てみよう。 ■消費者金融各社のテレビCMブランドイメージ分析 下記の図は、ネットリサーチによって全国の成人男女1,037人に対し、消費者金融各社のテレビCMイメージを聞き、コレスポンデンス分析を用いて分析・マッピングした例である。 コレスポンデンス分析は、分析手法の1つで、複数のイメージ項目とブランド相互の関連性から、複雑に絡み合った要素を整理し、自社ブランドの特徴や競合ブランドとの関係性を明快に示すことができる。
ここでは、軸1「ソフト感←→堅実感」と軸2「若さ←→成熟」という軸によって、消費者金融の各ブランドをマッピングした。 また、コレスポンデンス分析によって算出された座標の位置関係を用いて、クラスタ分析を行うと、近いブランドをグルーピングすることができる。今回は、各ブランドを下記のような5つのクラスタに分けた。そのグルーピングも上図のマッピングに示し、ポジショニングマップを作成している。
記事提供:マクロミル 関連記事 最新トップニュース
|
|