![]() ![]() ![]() ![]() メールプライバシーのアイコン化を模索するこの記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20031029/7.html
著者:ルートコミュニケーションズ 阿部樹/監修:塚田耕司
国内internet.com発の記事
メールマーケティングは顧客のプライバシーの権利を無視しては成り立ちません。
顧客に「このコンテンツを読むためには、この程度の情報を教えてもいい」という明確な「パーミッション」を基盤とした関係に入ってもらい、 その範囲を厳守してマーケティング活動を行うことが顧客との信頼関係を築く鍵だ、 という記事を以前のコラムで書きました。 では、情報収集の範囲や制限について顧客にどのように伝えるべきでしょうか? これが不明確では、 上記のパーミッションは意味をなさなくなってしまいます。 今回はこの点について考えてみましょう。 ■わかりにくくては意味がない プライバシーポリシーは、 顧客の個人情報を預かる際の「契約書」に近い役割があります。 したがって、正確かつ詳細な記述が不可欠です。 しかし、いくらプライバシーポリシーに詳細な記述をしても、 それが顧客にとってわかりにくい文章であったり、 読みにくいものであっては意味がありません。 そこで、プライバシーポリシーの内容をユーザーにわかりやすく伝えるために、 アイコンを用いるという方法を考えてみました。 ■既存の規格を参考にして枠組みを作る プライバシーポリシーについては、 インターネット関連技術の標準を検討する団体「W3C」が P3P(Platform for Privacy Preferences 1.0)という規格を定義していますが、 これが参考になります。 この P3P という規格は、 インターネットエクスプローラ 6.0 のクッキー防御技術に使われるなど、 今後のプライバシー関連技術の標準的な規格となるものです。 この規格内に、 プライバシーポリシーの内容をどのように分類するかを定めたガイドラインがあります。 ガイドラインでは、 「情報を取り扱う責任主体は誰か」「苦情申し立てはどのように行えるか」 「情報収集の目的はなにか」「収集内容はなにか」 「利用はどのように制限されているか」などについて、 それぞれ具体的な分類や表示の方法が示されています。 ■アイコン化できる? 上記を参考にしてサンプルとして作成したのが、 下のアイコンになります。 メールマガジンの応募時に顧客に伝えるべき事項を絞り込み、 さらにそれぞれの内容を示すアイコンに落とし込みました。
各表の左側の数字が高いほうが、 個人のプライバシーに与える影響度が高い、という考え方です。 どのように利用するか? アイコンは視覚表現などで「視覚的なわかりやすさ」には秀でていますが、 「詳細な意味内容」の表現は得意ではありません。 メールの登録画面でわかりやすい表現を行い、 詳細は別画面で用意するプライバシーポリシー内で記述する、 という役割分担が必要です。 具体例で示すと、下記のようなイメージになります。
■まだまだ検討段階……今後の取り組みは? いかがでしょうか? 少なくとも、従来の記述に加えてこうした表記を置くことで、 エンドユーザーが企業のプライバシーポリシーを理解する一助になると思います。 今後、個人情報保護法の施行に伴い、 企業のプライバシーに対する考え方、 取り組み姿勢は、 消費者から厳しくチェックされるようになるでしょう。 上でご紹介したアイディアが最適かどうかはともかく、 より具体的に、よりわかりやすく説明を行うことも、 企業の姿勢を表すひとつの目安になってくると思います。 私たちも企業のメールマーケティングをサポートする企業として、 こうしたアイディアの検討と実用化は今後も続けていくつもりです。 例えば、 上でご紹介したアイディアを実用化するとすれば、 以下のような課題があげられるでしょう。 各事業者内で「a.アイコン」「b.プライバシーポリシー」「c.実際の取り組み」の三者が一致していることが保証されなければならない。 「アイコン」が示す意味内容や解釈が各事業者間でバラバラにならず、かつその事業者間の合意内容が誰でも参照できなければならない。 まだまだ検討が必要な内容ですが、 こうした考え方に関心のある企業があるなら、 ぜひ共同で考えていきたいと思います。 ぜひみなさまのご意見をお聞かせください。 (執筆:阿部樹、監修:塚田耕司)
記事提供:HTML メールマーケティングガイド
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