![]() ![]() ![]() ![]() 注目度No.1、中国オンラインゲームの実態(2)この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20031209/8.html
著者:株式会社サーチナ 執筆:有田 直矢
国内internet.com発の記事
オンラインゲーム市場に続々と参入を果たした中国ベンダー。しかし、その大半が競争力を有していなかっただけに、厳しい現実を思い知らされることになった。そこにさらに追い討ちをかける事件がおきた。2003年初め、代理経営で中国オンラインゲームをけん引してきた盛大網絡が、「伝記」の知的財産権による利益分配で ACTOZ と衝突したのだ。これにより、これまで代理運営に甘んじてきた中国オンラインゲーム各社は危機感を募らせ、代理運営の限界を感じるようになる。
盛大網絡は、最終的に ACTOZ と和解に至るが、これを機に自主開発の道へと歩み始めた。その代表作が、2003年10月にリリースされたばかりの「伝記世界」。同社は、すでに同時プレイヤー数100万人を突破、登録ユーザー数は延べ1億5000万に達するなど、市場で確固たる基盤を作り上げている。その同社が、自主開発ゲーム「伝記世界」でどのようなパフォーマンスをみせていくのかに注目は集まっている。 三大ポータルサイトのひとつ、網易( NETEASE )は、他大手ポータルサイトが代理運営に走る中で、中国で最も早く独自開発ゲームに取り組んできた。同社の独自開発ゲーム「大話西游」は国産ゲームとして、国内ランキングトップ10に入るほどの人気ゲームで、その実力はすでに市場で証明されている。網易はすでに業界で、自主開発ゲームでの成功モデルとして各社の目標とされる。 そのほか、21CN.COMも自主開発ゲームを取り組んできた数少ない中国ポータルの一つ。同社のゲーム「新西游記」もユーザーから厚い支持を得ている。このように、厳しい市場といわれながらも、自主開発ゲームに取り組んできた会社は市場で一定の成果を残しているのである。 そして、最近最も市場で熱い注目を浴びているのが金山軟件(キングソフト)の自主開発ゲーム「剣侠情縁」だ。中国最大手ソフトウエアベンダーである同社は、中国版オフィスの「 WAP 」やウイルス駆除ソフトなどで有名。株式会社サーチナの関連会社である上海新秦信息諮詢有限公司(上海サーチナ)通じて行ったソフトウエア調査でも、同社のアンチウイルスソフト「金山毒覇」は同部門で国内外メーカーを抑えて首位となっている。 その同社が、投資総額4000万元、研究開発に3年を要してオンラインゲーム開発に乗り出した。それだけに、この「剣侠情縁」にかける同社の決意は並々ならぬもので、中国オンラインゲームのパイオニアになると高々に宣言している。そして、同社が明確に打ち出している目標、それが「打倒韓国ゲーム」なのだ。 これまで代理運営によって、韓国ゲームに苦汁をなめさせられてきた中国メーカーにとって、自主開発ゲームへの魅力は高まりつつある。今後、自主開発ゲームに目覚めた中国メーカーで対韓国ゲーム包囲網を構築していくことが期待されている。 (執筆:有田直矢) |