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2003年12月26日 00:00

2003年は「グレー」な気分。来年の色は?

vodafone の赤、アサヒ本生アクアブルー、iMac の白。

近年、コーポレートブランドや商品ブランドを語る手段として、 全面的に色を打ち出し、ブランド戦略をたてる企業が増えてきている。 背景として、生活者が、感覚的な体験を通して消費していることが挙げられる。 企業からみれば、 色を通して伝えるエモーショナルブランディングに力点を置くようになったといえよう。

色の受け止めかたは、 世代、時代によって様々に異なる。 コンポといえば、一昔前は黒ばかりだったが、今はほとんどがシルバーだ。 今日、人によっては黒いコンポは古さを想起させる。 流行色は無難だが、一方で流行では独自のメッセージを訴えることはできない。 カラーブランディングにおいて、 マーケターは常に、 時代とともに移り変わっていく「色の気分」を把握しておく必要がある。

  今回、マクロミルモニタ1,032人を対象に「色に関するアンケート」を行った。

2003年を振り返った気持ちを色に例えると、「グレー」がトップ

まず今年、2003年一年間を振り返った気持ちを色に例えてもらった。 今年の色は「グレー」が29%でトップ。 次に「青」(12%)「オレンジ」(11%)と続いた。


※クリックして画像拡大


●1位「グレー」……29%

グレーを選択した理由(自由回答の意見抜粋)

・気持ち晴れやかにならないことの多い、 また、ぼんやりと漠然たる不安も多かったり、自分に苛立ったり。 ぼんやりで暗い、この色が一番しっくりきた。(男性・28歳)
・社会で起きている事が非常に気にかかり、 このままではいけないと思う気持ちがこの色となった。(男性・44歳)
・先行きの不安。希望が見えない。 しかし当分何とか生活はできる。 従って真っ黒ではないが灰色。(男性・46歳)
・自分の心の中にもやもやする出来事がたくさんあり (社会情勢から私的なことまで)、 ぐらついた感じの一年だったから。(女性・17歳)
・男運が最悪だったので。(女性・25歳)
・良い事が白、悪いことが黒としてよいことも悪いことも同じ位あったので。(女性・29歳)
・身内が病気になって、 介護など必要になり病院通いや手続きに追われた一年だったから。(女性・44歳)

●2位「青」……12.0% 

悲観的(ブルーな気分)な意味合い、と好きな色としてあげた人がいた。 男性(14.6%)、女性(9.5%)と5.1ポイントの差があった。

青を選択した理由(自由回答の意見抜粋)

・いいことない一年だった。 なんか淡々としてたから。(男性・26歳)
・家族での問題も無く幸せな年でしたが、 私自身が病気になったのでブルーとしました(現在は治っています)。(女性・51歳)
・私の好きな色だし、今年はいろんなことがほぼ順調に行った年だと思う。 気持ちも青空のようにすっきりしている。(男性・53歳)
・暗い意味のブルーではなく透明感のあるブルーです。 なんとなく綺麗なブルーを見たり使ったりすることが偶然にも多かったので。(女性・35歳)

●3位「オレンジ」……11.3% 

女性14.9%、男性7.8%と7.1ポイントの差があった。

オレンジを選択した理由(自由回答の意見抜粋)

・今年一年は新しい生活が始まった上に充実してたから、 明るくさわやかな1年だったから。(男性・18歳)
・新しいことにチャレンジできたからオレンジのような明るい気持ちだから。(女 性・23歳)
・日々子供と走り回ってたイメージ、忙しいけど、楽しい。(女性・34歳)
・子供達も希望通りに進学でき、自分の好きな趣味を始められた。(女性・43歳)

  今回の色に関する調査では、今年を振り返る色の他、  所有している携帯の色、買い替えたい携帯の色 所有している車の色、買い換えたい車の色 についても聞いている。

色は持つ人にとって、自分を表現する重要な手段だ。 色が発するメッセージは、 (1)色がもつ潜在的な意味あい(文化的・社会学的)、 (2)時代とともに移り変わる流行色、 (3)色に関する個人的体験、 が複雑に絡み合って、変化していく。

「色の気分」を的確に把握し、ターゲットに対してメッセージに適したカラーを選択すれば、ブランド構築の強力な武器になるだろう。

……さて、来年は何色の年になるだろうか。 ちなみにアンケートでは「オレンジ」が16%でトップだった。

色に関するアンケート
調査期間:2003年12月19日(金)〜12月20日(土)
有効回答数:1032

(執筆:市原泰彦、監修:福羽泰紀)

記事提供:マクロミル

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