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2004年1月7日 00:00

完璧なメルマガとおっちょこちょいのメルマガ

私が発行するメルマガは、私の性格を表現するおっちょこちょいのメルマガだ。仮名漢字変換後の漢字を、例えば、「新年会の幹事」を「新年会の感じ」という文字にして時々発行してしまう。酷いケースでは、「てにをは」の使い方を間違えてしまう場合もある。

プロを自認するメルマガライターに言わせると最低なメルマガ発行者となる。時々、読者から間違いを指摘される。何時も、平謝りで返事を書く。でも、私は読者からの指摘を喜んでいる。もっともっと、指摘して欲しい。なぜかは、後で説明する。

完璧なメルマガは、法人発行のメルマガに多い。自社でライターを抱えているか、外部に外注しているかしているに違いない。最初から終わりまで素晴らしい日本語文章だ。

通常の法人メルマガは、完璧な日本語のメルマガを求める。間違えば、その企業の恥になるからだ。二度、三度と文章を確かめる。当然、そこには一人以上の人に文章の確認を取る仕組みがある。

個人が発行するメルマガは、そんな余裕がない。従って、発行者の性格がそのまま文章の「正確」に反映されてしまう。

こんな実験をした事がある。

完璧なメルマガを作った。そのために、友人に日本語や仮名漢字変換の間違いを指摘してもらった。そして、配信をした。これをケース(1)とする。

次に内容を変えておっちょこちょいのメルマガを意図的に作った。仮名漢字変換で出てくる漢字を読みが同じでも「感じ」が違うものにして文章を作った。そして、配信をした。これをケース(2)とする。

ケース(1)では、読者からの反応が何もなかった。ケース(2)では、何名かの読者から間違いの指摘メールを受け取った。

もしケース(2)のメルマガが法人発行のメルマガであったならば、担当メルマガ発行者は、謝罪文を次回のメルマガで書いた事だろう。

この実験で何が分かったか。

● メルマガを真剣に読んでいる読者が存在しているかどうかだ。

なぜ、私が読者からの間違い指摘メールを求めているかがこれで分かったと思う。完璧なメルマガは、法人発行のメルマガとして当然だが、なかなか読者からの反応が見えない。

おっちょこちょいのメルマガは、リトマス紙的要素を備えたメルマガだ。敢えてこれを法人発行のメルマガに勧めないが、意図的におっちょこちょいメルマガにして発行してみるのも良いのではないか。

年に2回ぐらい、おっちょこちょいメルマガ実験をして、間違い指摘メールが届くかどうか調べると良い。何の反応もなければ、そのメルマガは死んでいるか、どこか可笑しいと判断しても良い。

コンテンツとアプローチをまず再検討する必要があるだろう。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)


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