国内大手企業、「IT投資の成果は期待通り」3割に留まるアビームコンサルティング株式会社は2004年3月9日、国内大手企業125社のIT投資に対する意識調査の結果を発表した。この調査は、東証上場一部企業を中心とする国内大手企業約1,500社の経営企画部門超およびIT部門長に対しアンケート調査を実施し、125社から有効回答を得たもの。
それによると、過去3年間に行ったIT投資の成果について、全体として「期待以上」だったとした企業は1社もなく、「期待通り」と回答した企業も全体の30%にとどまった。 IT投資の成果を目的別に見ると、「企業収益の向上」「開発から上市までの時間短縮」「新規顧客の開拓」などの項目では20%を下回った。さらに、長年にわたりITを活用し取り組まれてきた「業務の合理化」や「意思決定の迅速化」といった項目でさえも、「期待通り」とした企業は30%前後だった。 しかし、同業他社と比べ、自社のIT投資が「かなり積極的である」、あるいは「やや積極的である」と感じている企業は半数近くを占めており、多くの企業がIT投資を継続的に行っているにもかかわらず、期待通りの成果が実現できていないことが伺えるとのこと。 また、調査結果では、IT投資で成果を上げている企業はおおむね企業業績も好調で、この傾向は特に大企業において顕著あることが確認されたという。 回答企業を売上高1,000億円以上と1,000億円未満のグループに分け、それぞれのグループでIT投資の成功度が高い企業と低い企業の利益率を比較したところ、1,000億円以上の企業ではIT成功度上位企業の利益率のほうが顕著に高かった。一方1,000億円未満の企業では、利益率にこのような格差は見られなかった。 最新トップニュース
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