![]() ![]() ![]() ![]() Marchex 株初日取引で急騰、マーケティングバブル再来か?この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20040405/12.html
著者:Janis Mara
海外internet.com発の記事
検索マーケティング会社の Marchex が、先週の株式初公開 (IPO) で2600万ドルを超える資金を調達した。同社株は、1株6.5ドルの初値がつき、取引初日には8.88ドルに急騰した。まるで1990年代末のあの頃が思い浮かぶような話だ。
Marchex が特別というわけでもなく、マーケティング関連ではスパム対策会社の Brightmail と比較ショッピング エンジンの Shopping.com も IPO の準備を進めており、その期待が高まっている。一方、あらゆる業界の IPO 関連の話題で最も注目を集めている Google が『Newsweek』誌の表紙を飾り、同社幹部は、あらゆる主要メディアを席巻したかのようだ。株式公開済みの企業は、過去52週の最高値まで株価が急騰し、ベンチャーキャピタル企業は、比較的規模の小さい企業の資金増大に関心を強めている。長くマーケティング業界に籍を置いていれば、同じ状況を以前にも目にしている。当然頭をもたげてくる疑問は、「オンラインマーケティングバブルの再来なのか」ということだ。 業界専門家たちはこの疑問に対して、首を横に振った。ドットコムバブルの「不合理な繁栄」とは異なり、今回の盛り上がりは、主として経験豊かなリーダーシップが存在し、利益をもたらしている (急速な損失拡大はない) ビジネスモデルを持つ有力企業が根拠となっている。Newsweek 誌の表紙と、オンライン広告の効果を取り上げた最近の『Wall Street Journal』紙の記事は、オンライン広告業界の認知が高まりつつあることを示すものだ。 「かつては『インターネット』という言葉さえ付けば、ベンチャーキャピタリストが投資したものだ」と語るのは、Amazon.com や aQuantive などの株式を扱う、シアトルの地元証券会社 McAdams Wright Ragen の常務取締役、Tim Bueneman 氏だ。「現在では、企業自身に価値がなければ、ベンチャーキャピタルから資金を調達することはできない」と同氏は述べた。 Bueneman 氏は、1990年代末にベンチャーキャピタル企業があまりにも手痛い目にあったため、現在資金を調達できる企業は極めて少数と述べている。ベンチャーキャピタルから資金調達という幸運にめぐまれるのは、「明白に」ビジネスの価値がある企業だ。 投資家たちは、キャッシュフローの堅実性、大きな利益、高い投資回収率を指標として、投資先を求めている。 Marchex はベンチャーキャピタルから資金調達を求めなかったが、同社の財務状況は、投資家が求める企業を示す好例といえる。Marchex の業状説明では、2003年1月17日から2003年12月31日までの売上を1990万ドルとしている。記載のある買収によって、現金支出を伴わない特別損失が発生したため、GAAP ベースで見ると厳密には利益が出ているわけではないが、2003年の同社のキャッシュフローはプラスで、290万ドルとなっている。 Nielsen//Net Ratings の Marc Ryan 氏は、「この盛り上がりはバブルではなく、成長と回復だ」と述べた。また同氏は、「現在、広告代理店の顧客は堅実な企業ばかりで、ドットコム企業がバブル時代に、あぶく銭のように集まったベンチャーキャピタル資金を、マーケティングにばらまいたのとは訳が違う。ビジネスが本来あるべき姿に戻っているのだ」とした。 Ryan 氏は、広告支出の数字は、ここ2年から3年にかけて明確に増大しており、確実な回復を示している、と述べた。 調査会社 Jupiter Research の予測によると、将来の見通しも明るい。同社は、オンライン広告が2008年までに148億ドル規模の市場に成長するとみている。 ベンチャーキャピタル Venture Strategy Partners のゼネラル パートナー、Tony Conrad 氏は、「ベンチャービジネスにとっても、マーケティングとメディアの分野においても、今はおもしろい時代だ。専門家たちは1998年の時点で、少なくとも Eコマースに関して、インターネットが5年後にはその潜在能力を最大に発揮すると予測していたが、ほぼ現実のものとなった。現在、先に挙げた分野はおおむね、インターネットの力を示している」と述べた。 |