![]() ![]() ![]() ![]() 【チャイナサーベイレポート】手書きで漢字入力〜日本と異なる中国携帯電話事情この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20040416/7.html
著者:株式会社サイバーブレインズ 谷本 秀一
国内internet.com発の記事
中国には手書き入力機能のついた携帯電話が存在する。中国市場調査を専門的に行うチャイナサーベイが3月上旬に行ったオンラインアンケート調査によると、ユーザー数は約8%と全体からみればまだ低いものの、3割強の人が今後使ってみたい機能として、手書き入力システムを挙げている。今回は日本の携帯電話とは異なる機能をもつ、中国の携帯電話にフォーカスする。
「ノキア3108」は、“手書き入力のできる携帯電話”として2003年夏に人気を博した、「ノキア6108」の廉価版として市場に登場した。 「3108」は2003年暮れに登場した当時の市場実勢価格が約2,000元(約2万6,000円)で、「6108」とほとんど同性能ながら、価格は約3分の2。リーズナブルな値段設定で中国の新し物好きな若年層を狙う作戦は、今のところ功を奏しているようだ。「6108」のユーザーには経済的にも比較的余裕のあるビジネスマン層が多かったが、「3108」には多くの若年層のユーザーがついている。 2003年には、寧波に本拠をおく携帯電話メーカー波導(バード)が、長年に渡り中国携帯市場を支配していたモトローラ、ノキア、シーメンスなどの欧米メーカーの牙城を崩しシェアトップに踊り出た。 他にも、TCL、パンダ、コンカなどのローカルメーカーの躍進が著しいが、中国の伝統的な“漢字”に目をつけて手書き入力の機能を全面的に押し出して市場に送り出したのが海外のメーカーであるというのも面白い。 昨今、中国でもインターネットの普及が進み、日本で数年来指摘されつづけている若者の“活字離れ”現象が、中国の若者にも見られ始めていると一部で問題視されている。 そういった時勢に登場した、“愛写就写(手書き、大好き)”というコンセプトは世間に対するアピール力も強く、「6108」との価格差がはっきりとわかる「3108」にとっては価格面での後押しもあり、ノキアのシェア回復の切り札となるのでは、という見方もある。 これにより活字離れ現象に歯止めがかかるかどうかは不明ではあるが、機能面に目を移しても、簡単な挨拶の入力などは特にスピーディで、確実にショートメッセージ人口の増加に貢献しているという。 また、いわゆる普通の携帯電話のメッセージ入力時に必要となる“ピンイン”を子供のころに学んでいないためにショートメッセージができなかった、高年齢層のユーザーが増えていることも特徴だ。(1元=約14円) (記事提供:サイバーブレインズ) |