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2004年5月11日 00:00

中国:ネット情報における「利用者のレビュー」の価値

中国のインターネット人口は、米国に次いで世界第2位の規模まで拡大した。ブロードバンドの普及も追い風となり、 現在もなおその数は急増している。2004年に入り8000万人を超え、1億人突破も見えてきている。 現在、全人口に対する普及レベルは依然として低水準であるが、ハイクラス消費者にとっては、インターネットは すでに欠かすことのできない存在となっている。

株式会社サーチナが関連会社である 上海新秦信息諮詢有限公司(上海サーチナ)を 通じて行った「生活の中のITに関する調査」 では、73%程度が「インターネットは生活に必要」と回答した。

パソコン( PC )や携帯電話のハード面 でも同様の高い割合となったが、このうち「強くそう思う」とした人が36%に達し、この二つを大きく引離す結果となった。

また、30歳代以上の中年層で高い割合を維持していることも特徴の一つ。若年層が圧倒的大半を占めるといわれる中国のインターネット 利用者であるが、消費ターゲットとして価値の高い中年層で、その必需度合いが高まっていることは注目に値する。

現在、インターネットは情報収集の貴重なツールとなり、中国消費者の商品購入においてもその影響力は存在感を増していることは確かだ。

新サービスや商品の情報で最も信頼するものを聞いたところ、「利用者のレビュー」が50%を超えて圧倒的な割合を占めた。年代別でみると、 30歳代では「利用者のレビュー」に対する信頼度が他の世代に比べて高いほか、マスコミの情報を重視する傾向にある。 また40代では「販売業者の広告、宣伝」が比較的高い支持を集めている。

「利用者のレビュー」を重視する傾向は、中国の伝統的な消費観念の一つと言えるが、インターネットなどで多くの情報が氾濫する があまり、直接的な意見を求める傾向が強いことも一因と考えられる。年代、性別にターゲットを絞ったレビューの充実化は、 中国のインターネット広告市場においても重要なテーマとなってきそうだ。

この調査は、上海サーチナが中国全土に配した自社モニター男女5000人に対して行った、オンラインアンケート方式によるもので、 調査期間は2004年3月5日から15日まで。なお、調査の詳細に関しては、2004年4月26日に刊行した 「中国生活者の生活実態−サーチナ中国白書2004-2005−」 (サーチナ総合研究所編著)に収録されている。

(執筆:サーチナ・吉田雅史)
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