![]() ![]() ![]() ![]() 中国の車載IC市場の現状と今後(2)この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20040616/7.html
著者:株式会社サイバーブレインズ 谷本 秀一
国内internet.com発の記事
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〜車載ICメーカーが虎視眈々と狙う、21世紀最大の巨大自動車市場、中国!〜 自動車 MCU 分野では、モトローラーが中国トップシェア 自動車メーカーの中国シフトにつれて、自動車エレクトロニクスメーカーの中国シフトも進んでいる。中国情報産業部の統計によると、2002年の中国の自動車エレクトロニクス関連メーカーは1,000社を超えている。外資最大手のモトローラーや、中国企業では上海聯合汽車電子有限公司や四川開創電子有限公司といったメーカーが車載ICの研究開発に力を入れ始めている。 自動車のエンジンコントロール、AV設備、運行管理システム、エアバック制御などの領域で使われる車載ICのコアとなる中国の MCU(マイクロコントローラ)市場は、2002年は85%の成長を遂げた。 2002年の販売数は1,040万枚で前年比85.7%増、販売金額は5.65億元で前年比67.5%増となった。そのうち、8ビット MCU は販売総額の57%、16ビット MCU は41.3%であった。 近年、車載ICは自動車セキュリティシステム、車内ネットワーク、ナビゲーションシステムなどをコントロールするため高性能化が顕著だ。そのため、16ビット MCU と32ビット MCU の需要が高まりつつある。 2003年の MCU 販売数は1,670万枚(前年比61%増)、販売額は8.63億元(55.2%増)とさらに上昇するものと中国情報産業部では予測。2008年には9,100万枚、42.83億元にまで市場は拡大し、2006年以降は32ビット MCU が市場の主流となり、販売価格は400元まで値下がりするものと予測している。 現在のところ、自動車 MCU 分野ではモトローラーが中国のシェアのトップを握っている。8ビット MCU、16ビット MCU、32ビット MCU の生産ラインを持ち、上海大衆(フォルクスワーゲン)、一汽大衆、上海GMなどの自動車メーカーと提携し、車載ICの研究開発を行っている。 デンソー(中国)は上海浦東伊維燃油噴射有限公司、上海東松国際貿易有限公司と共同で、2,450万ドルを投資して、上海電装電燃油噴射有限公司を設立した。外資自動車メーカーの中国生産が急拡大するなか、自動車エレクトロニクスメーカーの中国進出、事業拡大はいっそう進んでいくものとみられる。 中国の自動車台数が増えることに対して、環境問題の懸念から、ガソリンに変わる代替燃料の開発・普及が叫ばれている。そうなると、ハイブリッド車が重要な役割を持つようになる。ハイブリッド車は1台当たりの半導体比率が50%にも達するといわれ、車載ICによるコンピューター制御が欠かせない。 年率55%成長でマイカー人口が増加している中国。将来的には日本の約26倍の面積を持つ中国大陸を巨大な高速道路網が駆け巡るようになり、億人単位が乗用車を保有するようになる。21世紀最大の自動車市場を狙い、自動車エレクトロニクスメーカーの中国シフトは、ますます拍車がかかっていくことだろう。(記事提供:サイバーブレインズ) |