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2004年6月29日 00:00 |
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北京モーターショー開催〜自動車消費観念の変貌
著者: 株式会社サイバーブレインズ 谷本 秀一 プリンター用 記事を転送
▼2004年6月29日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
2004年6月9日から17日にかけて、第8回北京モーターショーが開催された。このモーターショーは1990年に第1回が開催されて以来、2年に1度北京で開催され、回を追うごとに規模を拡大している。今回は、国内外から1,600社の、自動車メーカーをはじめとする関連企業が参加し、展示された車は600モデルにおよんだ。
衣食の問題が解決した中国は、今や新たな消費の時代を迎えている。その新しい消費スポットの代表が住宅であり、自動車である。モーターショーはその開催国の自動車消費の現状と市場性を計るバロメーターと考えられているが、中国自動車市場に関するマクロデータからは、この市場が驚くべき潜在力をもっていることをうかがい知ることができる。
中国国務院研究センターの予測によると、中国の自動車保有量は2005年に3,356万台、2010年に5,669万台、2020年には1億3,103万台に達するという。
中国がかつての「自転車社会」から「自動車社会」に変わりつつあることは明白な事実であり、「世界に残された最後で最大の自動車市場」というやや大仰なキャッチフレーズも、日に日に現実味を増している。海外の自動車メーカーも、この巨大市場をしっかり見据えて戦略の牙を研いでいる。
国内自動車メーカーでは、政府が支援を惜しまない「長春一汽」、「上汽」、「武漢東風」などの合弁企業のほかに、「吉利」、「長安」、「奇瑞」などの健闘も目立つようになってきている。
メーカーにとって、数多のライバルを蹴落として中国消費者の心理に食い込むのは至難の業であるが、今回の北京モーターショーは、中国自動車メーカーにとっても、消費者に自社の製品をアピールできる大きなチャンスであったと言える。
近年、中国の自動車購買層の消費の特徴として顕著になっている点として、以下が報告されている。
1.現実的な消費
従来中国で開かれたモーターショーにおいては、中国人にとって外国の高級車は高値の花であり、高級車の観賞を目的としてモーターショーに足を運ぶ人が多かった。
しかし、今回のモーターショーでは、実際の購入を見据えたうえで、現実的な視線で車の品定めする人の姿が目立った。中国消費者協会が全国の自動車購買層に対しておこなった調査によると、安全性、快適性、走行性、経済性、が消費者の重視する「四大指標」であるという。
2.アフターサービスの重視
「自動車消費市場の現状に関するネット調査」の調査結果からは、消費者が自動車購入の際に重視する要素として、価格面の要素が減り、アフターサービスを重視する消費者が増加傾向にあることが判明した。従来、自動車購買の最大要因は価格であったが、近い将来、アフターサービスが購買の最大要因となるという予測もある。
3.個性にフィットした選択
自分の個性に合う車を選ぶ消費者が増えている。かつて社用車に載っていたドライバーが自分の車を購入するなど、車の購入がかなり個人的な行為になっている。
メーカーにとっては、「誰のために自動車を作るのか」というテーマが出現し、消費者のニーズ把握はマーケティング上の絶対命題となっている。各メーカーは、自社資源を最大限に生かした個性ある車作りを進め、消費者の期待に応えなければならなくなっているのである。
(記事提供:サイバーブレインズ)
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