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2004年7月12日 00:00

中国モバイルコンテンツ業界〜日本のコンテンツプロバイダも注目

世界一の携帯大国となり、700を越す機種の携帯電話が市場に投入されている(※2003年年末時点のデータ)中国では、各端末メーカーや移動通信体キャリアのシェア争いにますます拍車がかかっている。

中国の2大移動通信体キャリアであるチャイナモバイル(中国移動)とチャイナユニコム(中国聯通)は、モバイルコンテンツの充実に注力している。現在、累計加入者数が2億人近くに上るチャイナモバイルは「モンターネットサービス(移動夢網)」、先ごろ累計加入者数が一億人を超えたチャイナユニコムは「聯通無限」というブランドで、それぞれ各種コンテンツのモバイルデータ配信サービスを展開している。

いまや、既存ユーザー、潜在ユーザーを含めた携帯電話ユーザーの興味をひきつけるための戦略として、提供コンテンツのクオリティの底上げはさらなるシェア拡大のための必須条件の一つとなっているのである。

しかしながら、中国国内で携帯ユーザーが利用しているモバイルコンテンツに目を向けると、そのクオリティは日本などの携帯先進国に比べるとまだまだ高くなく、ユーザーのニーズに完全に答えているとは言えない状況である。

たとえば、携帯でダウンロードして遊ぶことのできるゲームコンテンツの種類は十分ではなく、新しくて魅力的なゲームを頻繁にダウンロードすることが可能な日本の状況にはまだ遠い。利用料金もリーズナブルではなく、本来であればゲームコンテンツのヘビーユーザーとなり得るはずの若年層のユーザーへのアピール度も低い。

中国におけるゲーム愛好者は近年のパソコン普及の加速の影響もあり確実に増えているが、携帯でゲームを楽しむ、というスタイルは中国ではまだまだ浸透していないと見られる。

このような状況の中で、セガ系列のゲームメーカーがチャイナモバイル、チャイナユニコムへゲームコンテンツ提供をおこなうなど、日本のゲームメーカーの中国進出も加速している。

中国のゲーム愛好者の日本のゲームのクオリティの高さに対する認知度は高く、配信サービスへの期待も高まっている。しかし、ゲームメーカーの中国市場での本格展開は、携帯端末の性能の向上や移動通信体キャリア側の配信体制の整備を待たなければならない。

ゲームコンテンツ以外にも、ニュースコンテンツ、キャラクターコンテンツ、着メロなどの配信業務を推し進める日本のモバイルコンテンツプロバイダが中国へ向ける視線は熱い。

2003年6月には、NEC のインターネットサービス「BIGLOBE」が、中国の大手ポータルサイト事業者である「新浪(SINA)」、および中国大手のモバイルコンテンツ事業者である「空中網」と相次いで提携したとして大きなニュースとなった。

この提携は、「BIGLOBE」が日本国内のモバイルコンテンツプロバイダの海外展開をサポートする体制をさらに強化したことを意味しており、モバイルコンテンツプロバイダにとっては、今や計り知れない巨大市場となっている中国への進出の足がかりが整ったといえる。 (記事提供:チャイナサーベイ

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