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不振の中国カメラ付き携帯に爆発的普及の予感中国の携帯電話市場で苦戦が伝えられてきたカメラ付き携帯電話に新たな動きが見え始めた。「留学生の6-7割はすでにカメラ付き。最近では街中で携帯カメラを使う中国の若者の姿も見かけるようになった」(北京の日本人留学生)と語るように、ようやく普及の兆しをみせている。
現在、海外ブランドがカメラ付き携帯の主流であるだけに、市場のけん引役は日本人、韓国人などの在中外国人のようだ。NEC、サムスンなどのメーカーの人気は高いという。しかし、100万画素レベルのカメラに慣れた日本人などからすれば、これまで中国の低画素カメラに満足できなかったのも事実。そこで、普及を後押しする契機となったのが、メガピクセルカメラ搭載型の登場だ。 今年3月にはソニー・エリクソンが中国市場で率先して100万画素レベルのカメラ付き携帯電話を発表、発売は今年10月が予定されていた。しかし、6月に入って NEC が先を越して130万画素のカメラ付きを発売。後に続くように、ノキア、モトローラ、サムスンなども高画素カメラ付きを相次いで発売している。カメラ付き携帯の苦戦により、中国市場で大きなダメージを負った海外メーカーが、ここに来て予定を繰り上げて猛攻を仕掛けてきた。 メガピクセルカメラの登場により、カメラ付き携帯の需要喚起に大きな期待がかかる。これまで普及の最大のネックとされていたのは、カメラ付き携帯の高額な値段だ。しかし、NEC が発売した130万画素のカメラ付き携帯の値段は4,680元。ハイクラスの30万画素カメラ付きの値段と大きな差はない。 さらに、メガピクセルカメラの登場は同時に、従来の低画素カメラ付き携帯の価格破壊を意味する。すでに、海外ブランドは値下げを開始し、中国ブランドでの値下げ幅はさらに大きい。大幅値下げによって、カメラ付き携帯が消費者の購入価格帯に入ってくることは疑いない。 中国メーカーでも現在、海外メーカーに負けじとハイエンドな高画素カメラに向けた活発な動きを見せている。TCL は、年内に300万画素のカメラ付きを発売すると発表。高画素カメラ付き市場で、国内外メーカーを入り交えた激しい市場競争が勃発することは必至の様相だ。 すでに中国では都市部を中心として携帯電話が広く普及している。持っているだけがステイタスであった時代はすでに過ぎ去ったといえる。今後はステイタスの強調が、いかにハイエンド製品であるかに移っていくだろう。その上で、カメラ機能は市場のけん引役となる素質を十分に兼ね備えている。カメラ付き携帯電話は、障壁をひとたび取り除けば爆発的に普及する可能性は高い。それだけのポテンシャルを中国市場は有しているのだ。 (執筆:サーチナ・吉田雅史) 関連テーマ
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