オンライン動画広告費、5年で5倍に急増オフライン広告代理店はオンライン動画広告をテレビ広告と同等視し始めており、そうした認識変化がオンライン動画広告費の伸びを促進し、2009年には2004年の約5倍の6億5700万ドルに達する ── そんな見通しを JupiterResearch が発表した。それによると、オンライン動画広告費の伸びはすでに顕著で、2003年に7700万ドルだったものが2004年には1億2100万ドルになる見込みだという。
JupiterResearch は、オンライン動画広告費の急増原因について、複数の要因が組み合わさったものだと分析している。中でも、オンライン動画視聴者数が増える (インターネット利用者に占める割合が2004年の24%から2009年には42%に上昇すると同社は見る) こと、および広告主が異なるメディアをメディアを横断して広告を統合したいと望むことが、大きな要因だという。 将来的な展望は明るいが、リッチメディアおよびストリーミングメディア市場は、画質の問題や配信サイトの質の問題といった克服すべき障害も抱える。しかし、画質は着実に向上しており、動画広告を配信する大手サイトも増えている。Yahoo の音楽サイト『LAUNCH』は動画広告を配信しているし、Microsoft は『MSN』ポータルサイトでテレビネットワーク NBC のコンテンツを提供している。 このように障害は解決しつつあるが、依然として残る障害の1つは、オンライン動画の視聴者が少なすぎるという考えがあることだ。だが、JupiterResearch のアソシエートアナリスト Nate Elliott 氏は「視聴者数そのものは問題ではない。問題なのは広告枠が十分に無いことだ」と指摘する。 Elliott 氏によれば、動画配信が可能なサイトが動画広告枠を意図的に制限しているため、広告主が利用しにくくなっているという。たとえば、RealNetworks は有料コンテンツに広告を入れるべきでないと考えているし、Yahoo! や MSN は動画広告をコンテンツに組み込む前に十二分に時間をかけたい気持ちのようだ。「ユーザーを圧倒しないよう配慮しているのだ。しかし、ちょっと逆方向に行き過ぎたように思う」と Elliott 氏は言う。 Elliott 氏は、もう1つの障害として、動画フォーマットの不統一をあげた。同氏によれば、普及度の高い Microsoft や Real などの動画フォーマットを使わない広告掲載サイトや広告主は、広告を見てもらう機会を自ら制限していることになるという。どのサイトもあらゆる広告フォーマットを配信できるわけではないからだ。 関連記事 最新トップニュース
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