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2008年10月14日
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Webマーケティング2004年8月10日 00:00

デュアルモード対応サービス「世界風」がついに開始

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中国第2の移動体通信キャリアである中国聯通(チャイナユニコム)が、CDMA/GSM のデュアルモード端末対応のサービス「世界風(World Wind)」を開始した。ハイエンド市場のシェア拡大、データ通信収入の増加という点で、同社にとって一大戦略がついに始動したことになる。

この「世界風」は、1台の端末で CDMA とGSM の両ネットワークを自由に切り換えることが可能で、国際ローミングサービスも実現。さらに、中国聯通の GSM だけでなく、最大のライバルである中国移動(チャイナモバイル)の GSM サービスにも対応している。中でも、中国聯通、中国移動の両社の GSM ユーザーに、既存の電話番号で CDMA 1x の高速データサービスを提供できるというのが最大の目玉であろう。

中国聯通の04年6月末時点での加入件数は GSM が7,878万、CDMA が2,373万となった。02年から開始した CDMA 事業はユーザー数を拡大させてはいるものの、03年の新規加入件数の目標は達成ならず、営業利益でも依然赤字が続いている。特に CDMA ユーザーのうち、CDMA 1x の加入数は500万程度で、ユーザーの大半がローエンドサービスしか受けていないことは明らかだ。

中国の移動体通信市場全体で ARPU(加入者1人当たりの月間平均収入)が低下傾向にある中、各社はデータ通信収入の増加に力を入れている。中国聯通は、CDMA 1x 技術によるデータ通信サービス「聯通無限(U-Max)」を、この「世界風」で大きく躍進させたいとの狙いがある。またその先に、データサービスにおいて中国移動の GPRS に比べ、ネットワークに優位性があるといわれる CDMA 1x で、「打倒中国移動」という最終目標をはっきりと見据えていることも確かだ。

しかし、中国聯通が総力をかける「世界風」にも懸念がないわけではない。その最大のものが、端末価格の高さだ。販売されたモトローラ、サムスン、LG の3機種は5,000元弱。いずれも高スペックながら、消費者にとっては安くない値段。中国聯通は初期段階において、ハイエンドユーザーをターゲットに据えているが、最終的にはローエンドユーザーの底上げは至上命題だ。

端末価格においては、今後、他メーカーの参入による競争激化で下落する可能性は高い。さらに中国メーカーの製品であれば、下落幅も大きくなる。現在のところ、各メーカーは、このデュアルモード端末に対する市場の反応を窺っている状態で、消費者にひとたび受け入れられれば、大挙参入は間違いない。

中国の移動体業界にとっても、ハイエンド市場への移行は大きな課題である。それだけにメーカーを含めた業界全体が、「世界風」の動向に大きな注目を寄せている。


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