Linux を攻撃する Microsoft の比較広告に撤去命令広告内容の公正さと正確さを監視するイギリスの広告基準審査機関 Advertising Standards Authority (ASA) は25日、Microsoft (NASDAQ:MSFT) に対し、Linux と Windows を運用するための総所有コストを比較した印刷広告を撤去するよう命じた。
ASA は、Microsoft の広告の1つが誤解を招くとの判断を下した。問題となった Microsoft の広告に対する3件の苦情を審査した結果、ASA は、見出しで「Linux と Windows をコストで比較?それなら事実を見てみよう」と謳う広告の内容は、実際には事実に基づいたものではないとの結論に達した。 Microsoft は広告の中で、Linux は『Windows Server 2003』よりも10倍以上も高くつくことが分かったと主張している。ASA はこれに対し、Microsoft が実施したテストからはそのような事実を確認できないと判断した。 ASA によると、Microsoft は広告を使って、同一使用要件で同一用途を想定したファイル サーバーを比較するつもりだったと説明したという。 Microsoft の比較内容は、IBM のメインフレーム機『z900』の複数 CPU 上で作動する単一の Linux と、Intel の900MHz 駆動『Xeon』プロセッサ2基で作動する単一の Windows Server 2003 について、相対的なパフォーマンスとコストに関するベンチマークテストの結果をもとにしている。この比較調査自体は、調査会社の META Group が公正さを認定している。なお、META Group からのコメントは得られなかった。制作は広告会社 McCann Erickson が手がけた。 しかし ASA は、複数の IT 専門家から助言を受け、問題の広告が Linux および Windows の両 OS だけを比較したように印象付けていると結論付けた。両 OS が同一のハードウェア上で作動しているのであれば、この表現は妥当といえる。だが Microsoft は、高価な IBM の『zSeries』の中でも性能がもっとも低いハードウェア製品を Linux 用に用いた一方、Windows 用には安価で高速な Intel のハードウェア製品を選んでいる。 関連記事 最新トップニュース
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