増加する URL ベースのメールブロッキングPivotal Veracity が先日実施・公表した電子メール配信調査結果によると、
多くの ISP は自社のブラックリストに載っている、
URL が記載されたメールを送信者に通知せず削除するという。
同社は9月、各種メールの内容を調査し、 これらが25社以上のトップ ISP を経由する際の影響を調査した。 調査対象となったのは、America Online、MSN、Yahoo!、 Earthlink などの代表的なメールプロバイダで、 URL、配信解除手順の説明、宣伝文句、「ADV」などのラベリングがチェックされた。 注目すべきは、 AOL、Optimum Online、Hotmail、MSN など大手 ISP の多数が、 ブラックリストに載っている、 URL が記載されたメッセージを即座に削除していたことだった。 AT&T、Comcast、Cox、Earthlink、Yahoo などの多くはやや寛容で、 これらをジャンクフォルダに入れるだけだった。 これらをすべて通常の受信箱に入れる Compuserve、Excite、Road Runner、 Verizon などは少数派だった。 比較的新しいトレンドである URL ブラックリストは、 ISP が代表的なスパマーを特定するのに使う IP アドレスの一覧で、 メッセージの送信やリレーに利用される URL ではなく、 メール本文内の URL 情報をチェックして作成する。 Pivotal Veracity によると、 倫理を重視していきたいマーケターは、 不注意なリストの貸し出しやスポンサー活動をやって、 ブラックリストに載るのではないかと心配しているという。 同社によると、 メール配信時に無差別に自社の URL を添付しているマーケターは、 これらのメールから自社ドメインが拾われてブラックリストに登録される危険が非常に高いという。 また、Pivotal Veracity が「ブロックリスト」と呼ぶ URL ブラックリストは、 一般的なブラックリストと違い、自力ではなかなか情報を削除できない。 Pivotal Veracity の社長兼 CEO (最高経営責任者)、Deirdre Baird 氏は、 「著名ブラックリストの多くは情報削除のチャンスを与えるべく是正機会を提供してくれるが、 ブロックリストでは、これが一切できない。 かなり新しい手法でありながら、 すでに幅広く普及しているのには重要な背景がある」と語った。 Baird 氏はまた、 ISP はブラックリスト掲載の IP アドレスをブロック判断基準の1つとしてしか考慮しないのが普通だが、 IP の URL ブラックリスト掲載がメッセージの削除/選別の根拠になる可能性も十分ある、とも語った。 Pivotal Veracity では、配信解除の説明など、 コンテンツのほかの要素もテストした。 受信者が配信解除するときの各種説明文を調査した結果、 注目に値する1つの例外を除き、 その内容でメッセージがスパムに分類される確率は上がらなかったという。 同社では、通常の受信箱に入る確率が低下することから、 「if you do not want to receive any more emails, click below,(受信を希望されない場合は以下をクリックしてください)」といった文章を推奨していない。 Pivotal Veracity ではさらに、 一般的な宣伝文句についても通常受信への影響を調査し、 その大半が影響しないことを発見した。 同社によると、「for free(無料)」「extra income(副収入)」「order now(注文は今すぐ)」は悪影響がなく、 「money-back guarantee(返金保証)」「100% satisfied(100%満足)」などの、 明確な保証を謳う言葉はジャンクフォルダに入れられる場合もあり、 これが AOL で顕著だった。 同社では調査結果の注意点として、 個人が自分のメールクライアントで設定しているキーワードフィルタリングのルールが考慮されていないことを挙げている。 最後に、 Pivotal Veracity はメッセージに「 ADV」や「advertisement(広告)」といったラベルを付けることの影響もテストした。 CAN-SPAM では、 広告や勧誘目的の大量送付メールにはラベルを付加するよう求めている。 件名部分へのラベル表示は明文化されていないが、 同社でラベルが通常配信に与える影響を調査した結果、 「広告」という言葉が件名に含まれるメッセージは悪影響がなく、 「 ADV」というラベルの付いたものは、AT&T、MSN、Hotmail でジャンクフォルダに転送された。 これらの言葉が本文の最初にある場合は配信に影響がなかった。 関連記事 最新トップニュース
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