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マーケティング2004年10月13日 00:00
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Ten Years,Ten Trends(10年に10のトレンド)

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20041013/8.html
著者:吉田憲人
国内internet.com発の記事
(情報源:USC Annenberg School Center for the Digital Future Sept. 2004

2004年9月23日付けで「The Digital Future Report - Surveying the Digital Future Year Four: Ten Years, Ten Trends」が公開された。

このリサーチは、 The USC Annenberg School Center for the Digital Future(The World Internet Projectの一環)が、Hewlett-Packard、 Accenture、Time Warner Companies、Sony、Verizon、SBC、National Cancer Institute、Microsoft などからの支援を受けて行った継続的なリサーチである。

ページの最後に記載したリサーチレポート(ダウンロード可)は、 英文で100ページほどある。 このコラムでは、10のトレンドの特徴を説明したい。

この内容は、直接メールマーケティングに関係していないが、 インターネットを使用している米国人の現状を理解する上で役に立つのではないかと思い、私が理解できる範囲で情報を提供したい。

英語が分かり、もっと詳細な情報を求める方は、 英文リサーチレポートをダウンロードして読んでいただきたい。

■ Ten Years, Ten Trends ■


【1】米国でのデジタルディバイド(情報格差)はなくなりつつあるが、 別の意味でのデジタルディバイドが生まれてきている。

2004年現在、米国人の75%が自宅、学校、会社、図書館、 その他の場所からインターネットにアクセスできる。 1994年にインターネットにアクセスできる公立学校は35%であったが、 2004年現在では99%になっている。

自宅でのインターネットアクセスで格差が発生し始めている。 ブロードバンドとモデムアクセスによる格差だ。

【2】テレビからインターネットに消費時間がシフトしつつある。

受身的な情報の受信(TV)から双方向的情報受信(インターネット)に向かいつつある。 9月11日の事件を発端として、 メールを介した個人的なコミュニケーションの増加が、 メディアのあり方を変え始めている。

【3】インターネットの信頼性が落ちてきている。

2000年……55%の人が信頼していた
2001年……58%の人が信頼していた
2002年……53%の人が信頼していた
2004年……50%の人が信頼していた

訪問頻度が多いサイト、政府機関のサイト、メディアのサイトなどは、 信頼性の面で安心感をもてるが、個人が提供する情報サイトには、 信頼性において不安を抱いている。

【4】オンラインでの購買活動に変化が起き始めている。

プライバシーやセキュリティの問題は今もなお心配しているが、 オンラインでの購買活動が以前に増して増えてきている。 2001年に年11回オンラインで購買していたが、 2004年には年30回に増加している。

このポイントを的確に表現している英文を紹介しよう。

以前は「I’m concerned and not buying.」であったが、 今は「I’m concerned, but less concerned, and I am buying.」だ。

【5】オタク人間のイメージから普通の人間のイメージに変化

インターネットユーザーが増加するに従って、 インターネットユーザーを色眼鏡で見る人が少なくなってきた。

【6】会社、政府、個人によるオンラインでの監視、追跡に不安がある。

プライバシーやセキュリティを危惧するだけでなく、 自分たちの行動まで監視、追跡されるのではないか、という心配を抱き始めている。

会社が従業員のメールをモニターしたり、 個人の ID 情報を盗んで悪用する事件が表面化してきている。

【7】インターネットユーザーにとってインターネットが一番の情報源

簡単に求める情報を探し、 調べる機能を提供するインターネットは、 非常に利便性の高いメディアになりつつある。 必要な時に必要な情報を場所を変えないである程度入手できる恩恵を体験すると、 インターネットが重要な情報源になる。

【8】子供に及ぼすインターネットの利点と欠点が注目されつつある。

インターネットは、子供に今までにないい体験をさせる力を持っている。 ここでの問題は、 大人たちが子供の生活に及ぼすインターネットの役割をどのように認識するかだ。

例えば、インターネットは学業を支援するかどうかで、 子供には「YES」の認識がある。 学業を向上させるかの質問では、 大人は「NO」の認識をもっている。

【9】メールは、もう、たくさん?

メールが私たちにもたらすメリットは非常に大きい。 インターネットを使い始める第一の理由にメールが挙げられる。 これほど便利に使えるものはない。

スパムメールなどのせいでメールを止める人はいない。 ただ、メールに依存する生活に疲れを感じている。

熟練したメールユーザーであればあるほど、 すぐには返信をしない傾向が出てきている。

メールの使い方においては、 依然、エチケットの標準プロトコルが生まれてきていない。

【10】また、ブロードバンドがすべてを変える。

自宅でのインターネットの使い方で変化が起きている。

何回インターネットにアクセスするのか、 どのくらいの間インターネットを使うのか、 インターネットで何をするのかなどで、 モデムを使ったインターネットと比べ、変わってきている。

モデムアクセスとブロードバンドアクセスでは、 常時接続であるかないかの違いがある。

常時接続の環境にいる人とそうでない人とでは、 インターネットから享受できる恩恵に差が出てくる。

拙い要約であるが、 このリサーチレポートのポイントをカバーできたのではないかと思う。 興味がある方は、ぜひ、英文レポートを一読していただきたい。

(参照)「Ten Years, Ten Treands」リサーチレポートダウンロード先:
http://www.digitalcenter.org/downloads/DigitalFutureReport-Year4-2004.pdf

(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

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