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中国:待望の3Gサミット、政府は TD−SCDMA を保護の姿勢11月8〜10日に、待望の「3Gインチャイナ−グローバルサミット2004」が開催された。「中国 IT 白書2004−2005」(サーチナ、2004年10月)にも詳しいように、中国の第3世代(3G)携帯電話は、解禁目前と言われながらなかなか進展がなかった。そのため TD−SCDMA、WCDMA、cdma2000各規格のテスト結果が発表される今回のサミットは、中国3Gの今後を占うものとして、開催決定時から大きな関心を呼んでいた。
テストが行われていたのは、各規格の設備・端末と屋外ネットワーク。通信キャリアは、中国聯通(チャイナユニコム)と中国電信(チャイナテレコム)が cdma2000、中国移動(チャイナモバイル)と中国網通(チャイナネットコム)が WCDMA のテストを実施した。なお、中国が知的財産権を 所有する TD−SCDMA は、中国鉄通(チャイナレールコム)、中国衛通(チャイナサットコム)を加えた6大通信キャリア全てが同時に実施している。 まず TD−SCDMA 設備・端末については、機能などに急速な進歩が認められたが、他の方式と比較して端末電池の消耗が早いという問題が残った。特に設備については、基本的機能と業務を備えるのみで、テストも一部分で終了したという状態だ。屋外ネットワークは専門家から一応の評価を得たが、「実験状況および結果を今後の発展に役立てるよう」とのコメントが出された。 WCDMA 設備・端末については、他規格との接続、2Gから3Gへの切り替え、テレビ電話機能の接続に改善が求められる結果となった。屋外ネットワークについては、三規格中、出色の出来栄え。システム設備全体の機能が整っており、安定していた。また cdma2000設備・端末については、端末の多様化や、カード挿入式端末の開発方面でさらに努力が必要との指摘がなされた。一方、屋外ネットワークではシステムと端末の接続状態も良く、無線ネットワークも良好との評価を受けた。 今回、上述のように TD−SCDMA は一部のテストしか終了できず、技術的に未熟な現状を露呈した。このため、商用テストを2005年3月に実施することになったが、これに対して中国情報産業部は最終期限を2005年6月と通知。事実上、開発の遅れを容認する立場をとっている。 また情報産業部の下部組織である中国電信研究院が、3Gネットワークの三規格鼎立と、TD−SCDMA 技術成熟後の3Gライセンス発行を、政府に提案したとも伝えられている。三規格鼎立について、表向きには、業界内での競争を促進させるためとされているが、ほかの二規格に比べて弱点の目立つ TD−SCDMA を保護する目的があるともとれる。 中国が知的財産権を所有する TD−SCDMA の発展を推し進めたい政府の意図が、そこかしこに見え隠れする。 (執筆:サーチナ・中村彩) 関連記事 最新トップニュース
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