SONY Play Station2は2004年に中国市場に進出した。Yankee 顧問公司の試算によると、SONY Play Station2を1台販売すると約37ドル(約3,900円)の損失が生まれると言う。Play Station2の利益の源泉はゲームソフト販売である。ソフト開発企業は Play Station2のゲームソフトを販売すると SONY に対して8ドル(約850円)の権利金を支払わなければならない。これら利益構築システムが SONY 全体にとっても利益の主力である。
しかしながら SONY Play Station2 のこのような利益構築システムは、中国市場には適さないとも言われている。
ゲームソフト販売により利益を生み出す SONY のシステムは、ゲームソフトの海賊版が多く流通している中国において死活問題である。多くのゲームユーザーは価格の安い海賊版に目が向いてしまい、SONY の利益構築システムは何ら意味の成さない無用のものとなってしまう。ゲームソフトの海賊版は価格も安く、日本やアメリカで開発されたゲームソフトでは価格的に太刀打ちできない。そのため中国現地のゲーム開発会社と協力提携して開発の現地化を進めることは、中国大陸において SONY Play Station2が成功する鍵となる。
全世界のゲーム機市場の中で約60%のシェアを持っている SONY Play Station2であるが、「X-Box」に既に約3億ドル(約320億円)を投入している Microsoft の中国市場攻勢も将来的には予想され、日本、欧米で繰り広げられているこの2社の覇権争いが中国大陸でも見られるであろう。