中国情報産業部系の賽迪顧問(CCID コンサルティング)の調査によると、2001年の中国におけるデスクトップ PC の販売チャネルとして挙げられるのは、ディーラーが約4割、フランチャイズストアが約3割であった。残りの3割の中には、訪問セールスや、小売とメーカーの中間に位置するディストリビューターにおける販売、小売での販売などがあった。
中国 PC 市場におけるメインプレーヤーは、1999年の情報産業省のデータでは、デスクトップ PC 市場シェアの高い順に、聯想(レノボ)、北大方正、HP、IBM、長城、COMPAQ、Dell など、同年のノートブック PC 市場においては東芝、IBM、聯想、COMPAQ、ACER などがメインプーヤーとして活躍していた。
2004年上半期における CCW Research によると、ノートブック PC 市場において、急進をみせている PC メーカーが、IBM、聯想、華碩(Asus)の3社で、特に華碩は、1999年の主要プレーヤーとして数えられていなかったが、販売台数増加率では IBM に次いで大きく成長した。逆に中国ノートブック市場においてマーケットシェアの減少をきたしたのが、 Hewlett-Packard(HP)、Dell、東芝、Samsung などの PC メーカーであり、1999年にはメインプレーヤーだった PC メーカーもマーケットシェアの減少が見られる。そんな中、Dell は利益率の低いローエンド PC 市場から撤退を表明した。そしてつい最近では、聯想が IBM の PC 事業
を買収するという記事がニュースとなった。
中国 PC 市場では、伸びているメーカーと、そうでないメーカーとが、明確に分かれる市場状況となっている。今後の展望として需要と供給に影響を与える要因から需要と供給を予測してみよう。
PC に対する需要面を見ると、中国の PC 市場のターゲットとなる人口は増加しており、彼らの可処分所得も増加している。買い手の好みはデスクトップ PC からノートブック PC、そして重い一体型から薄くて軽くデザインセンスの良い PC へとニーズが変化している。これまではディーラーやフランチャイズストアが主要な PC 販売チャネルであったが、インターネットなどの普及により販売チャネルの様式が増えている。これらの要因を総合的に判断すると、中国で PC に対する需要はさらに増加していくことが期待できる。
PC に対する供給面を見てみると、PC 自体の価格やプリンターやハードディスクなどの PC に関連する製品の価格は下降している。今後、製造コストは新生産技術などがなければ大きく変化しないだろう。世界の PC 市場の成長が鈍化すれば、高成長を維持する中国 PC 市場には、PC サプライヤーの数が増加する。競争が激しくなれば資金力に乏しい中小 PC メーカーは淘汰されていくと思われる。
株式会社リコーは、2008年7月8日、コンシューマー向け Web サービス「quanp(クオンプ)」に、Office 2003/2007の各アプリケーションからダイレクトにファイルのアップロード・ダウンロードが可能となるアドインツール「quanp Add-in for Microsoft Office 2003/2007」を公開した。