2005年のトレンドは「ポスト・癒し〜自分力の時代」往年、「癒し」がキーワードであったが、今年は「自分力」がトレンドとなりそうだ。
癒しブームの背景は、仕事のストレスや、収入の先行き不安などがあげられている。ペットを飼い、マッサージに通い、安眠グッズを揃えた。純愛小説やドラマを見て涙を流し、フィギュアや食玩などのレトログッズも収集した。 しかし、ストレスから解放されることはあっても、収入への先行き不安は解決しなかった。そして、癒し行為には結構なお金と時間がかかったことも気付き出した。 収入を得て癒し行為を行い〜またストレスや不安を抱えながら働き〜収入を得て癒し行為を行う、といったサイクルは終わりが見えない。結局収入への不安を取り除くには、今以上のお金を稼ぐ方法を考える必要がある。 こうした背景から自分力を高めるため、サラリーマンをはじめとした副業がすでにブームとなっている。本業以外の仕事で副収入を得る人が次第に増え、社外でも通用するスキルを身に付けた人が独立・企業するチャンスにもなってきた。 残念ながら大企業に勤めていようと給料は一律にアップせず、稼げる人とそうでない人の二極化が進んでいる。また、社会保険料の負担増で手取り収入が減ったことから、新たな行動をしないと収入は増えない時代に突入した。 とはいうものの、潔く現在の職業を捨て独立起業の道を決断するには勇気がいるし、なるべくならば現在の仕事を続けながら副業をしたい。「本業の会社にバレたらどうしよう」という不安もある。 ■副業時代は「オンライン証券」から幕開け 今回は数ある副業の中から「オンライン証券」を紹介したい。本屋のビジネスコーナーに行くと「投資」「デイトレード」「資産運用」などと書かれた単行本がずらりと並んでいる。インターネットの発展により、証券取引はパソコンや携帯電話ひとつで取引できる環境が整っている。 先日マクロミルでオンライン証券の実態について調査したところ、利用率は18%だった。 株式を保有していない人に興味をたずねたところ4割が「興味がある」と答え、この数字は年代が若いほど高くなっている。そのため、20〜30代の間でも広がる可能性がある。オンライン証券の時代は始まったばかりである。 私も昨年からネット証券を始めた。まだ初心者であるが、株式の面白さにのめり込んだ。例えばプロ野球という身近なテーマでも株価が大きく動き、副収入を稼ぐこともできる。 ご存知のとおり、昨年はプロ野球再編問題で IT 企業がこぞって参入を表明した。ライブドアの株価は近鉄買収宣言した6月に瞬間的な高騰をみせたが、その後は停滞した。その後、楽天有利が伝えられた11月にライブドアの株価は急騰した。 プロ野球球団を持つことは、企業として増益を維持するのが難しいと投資家は判断したためらしい。一方、楽天の株価は参入だけが材料ではないにせよ株価が急上昇した。 ■保有株式が値上がりした人は「IR レポートを読む」 いざオンライン株式を副業として始めようとしても実際に儲かるか不安がある。そこで保有株式が値上がりした人の傾向を調査した。 保有株式が値下がりした人の場合、保有銘柄の IR レポートを見た人は58%だった。一方、保有株式が値上がりした人の場合は75%という結果になった。 また、購入前に企業・業界研究を行っている人は、保有株式が値下がりした人の場合は83%であった。一方、保有株式が値上がりした人の場合は91%という結果になった。利益を出すためには、IR レポートや企業・業界研究が大事であるようだ。 今回はオンライン証券を取り上げたが、収入の先行き不安が現実的なものとなり、自分力を高める年となりそうだ。 記事提供:株式会社マクロミル
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