| Webマーケティング | 2005年2月2日 00:00 |
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聯想の IBM 買収、「亀がウサギに乗る」 著者: 株式会社サイバーブレインズ 谷本 秀一 ▼2005年2月2日 00:00 付の記事 □国内internet.com発の記事 中国のPC最大手の聯想(レノボ)が、2004年12月に米国 IBM のPC事業 買収を発表したことは、中国のみならず世界中に大きな反響を与えた。発表から2か月近く経ち、市場関係者が冷静にこの買収劇を捉え始めている。 買収当時、PC業界では同買収が「蛇が象を飲み込む」と表現された。聯想の2003年の売上高は29億7,500万ドル、IBM は96億ドル(PC事業のみ)だったので、まさに「小よく大を制す」といえよう。2001年9月に発表された米国 Hewlett-Packard (HP) に よる Compaq の合併・買収時は、HPの売上高が499億9,900万ドル、Compaq は423億8,300万ドルとほぼ並んでいたので、今回の「新聯想」の誕生がいかに業界の常識を覆しているかは明らかだ。 しかし、聯想集団の柳傳志董事長は今年初めに香港紙のインタビューに対し、「亀がウサギに乗る」という表現を用いた。もちろん、日本の「ウサギと亀」理論ではない。柳董事長は堂々と、「当社はまだ亀だ。外国企業というウサギに乗っかり、企業力を向上させる」と語ったのだ。同社の企業としての若さ(1984年創業)、ブランド力の欠如、不十分な技術力という欠点を認めた上で、「シェア拡大は外国企業を利用」というしたたかな戦略を採っている。 それでも柳董事長は、「顧客の10%の流出は覚悟している」と語る。IBM という国際的ブランドが中国企業の手に渡ってしまうため、消費者の間には心理的影響とともに、国際的な経験が不十分な聯想に製品のアフターサービスなど顧客サービスを行えるのか、という疑問も常に付きまとう。 聯想ブランドへの拒否反応が最も目立っているのが台湾 IBM だ。国際的企業で働くという目標とプライドを持っていた従業員にとって、あっという間に米国企業が中国企業に変貌してしまうのは如何ともしがたいところだろう。同社からは退職者が続出する模様だ。 逆にHPの台湾法人は、消費者の IBM 離れがシェア拡大の絶好の危機と捉え、市場開拓をさらに進めるほか、「IBM からの転職者も大歓迎」(何薇玲董事長)という態度を採る。 市場調査会社の Forrester Research は、IBM のPCユーザーはノートブック型PC(ノートPC)、デスクトップ型PC合わせて48%近くが Dell やHPに「鞍替え」すると予想した。聯想にとっては、この顧客流出の幅をいかに最小限にとどめるかが最初の課題になるだろう。当面は使用可能な IBM ブランドでシェアを維持している間に、アフターサービスなどのソフト面を整備する必要性がある。 (記事提供:チャイナサーベイ) |
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