検索エンジンスパム業者の団体が発足?透明テキストやキーワード詰め込みといった、検索エンジン最適化 (SEO) でまかり通っているうさんくさい手法の乱用に不満を抱いた人物が、とある Web サイトを立ち上げた。その人物とは、SEO 会社 Yooter InterActive Marketing 社長の Roger Wehbe 氏だ。
同氏のとった方法は、風刺サイトを作って SEO の最も酷い手法に注目を集めることだ。その狙いは、SEO を悪用する人たちが恥じ入り、そのやり口を改めるように仕向ける点にある。 風刺サイトの名前は、題して「The Association of Search Engine Spammers (ASES)」、すなわち「検索エンジンスパム業者協会」だ。 皮肉めいた ASES の会則はただ1つ、「何の関係もないキーワードによる検索結果、すなわち入るべきでない検索結果に、われらのサイトをランクインさせるため、なすべきことを行なう」というものだ。人為的に検索結果内の表示順位を上げるのに好ましい行為 (もちろん皮肉だ) として ASES が挙げている手法は、FFA リンク (自動登録リンク集)、クローキング (検索エンジンの巡回ロボットがアクセスした場合と人間がアクセスした場合でコンテンツを切り換える)、無関係なサイトへの複数リンク、こっそり行なうリダイレクト、ALT 属性でキーワードを付けた1ピクセルの「.GIF」画像を「極限まで詰め込む」ことなどだ。 Wehbe 氏が ASES (もちろん組織として実在するわけではない) を作ったのは、悪徳業者に対し、悪意をもって攻撃するためではない。むしろ対話を通じて、SEO 企業が悪質な行為を止めるよう促したいと考えている。 「私が望むのは、悪質な行為を行なっている SEO 企業が、ガイドラインに準ずることだ。このサイトを作ったのも、論議を呼び起こすことによって話を聞いてもらいたかったからだ」と Wehbe 氏は述べた。 同サイトでは、特定の検索エンジンスパム業者の名前を挙げることはしていない。同サイトの会員ページでは、「ASES には何千何万という (検索エンジンスパム) 会員がいる。ただ、自分がその会員だとは気付いていないだけだ」と記している。なお「退会」するには、悪質な SEO 手法の実施を差し控えるよう提案している。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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