japan.internet.com
マーケティング2005年6月29日 09:00
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

メールの件名よりも From メールアドレスを見る?

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20050629/6.html
著者:吉田憲人
国内internet.com発の記事
最近の受け取るメールの件名は、 どのメールもアイキャッチャーを意識したものが多い。 ここに私が受け取っているメールの件名を4つ紹介したい。

【ケース1】

メールの件名:会うだけで満足ですか?
From: ui_ouuyy@dns01.speedway.ne.jp

見ての通り、興味深いタイトルのメールだ。 その気のある男性、または女性は、 弾みでメールを見てしまうだろう。 それが、このメールを読ませる仕掛けだ。

このメールは、 出会い以上の出会いを誘うメッセージと URL が記載されたスパムメールである。

From メールアドレスを見てもらいたい。怪しげなメールアドレスだ。 メールを読む前に、まず、Fromメールアドレスを見て、 読む読まないの判断をしていただきたい。

【ケース2】

メールの件名:■たった1人で400万円の借金を183万円に減額した方法!
From: 357infos <mel@357infos.com>

これも私が受け取ったスパムメールである。 借金で悩んでいる人をターゲットにしたメールだ。 怪しげな From メールアドレスで送り付けて来ている。 件名がどんなに魅力的でも、 From メールアドレスから読める情報が怪しげなメールは、 読まないでゴミ箱に直行させたほうがいい。

【ケース3】

メールの件名:すまい・るメルマガ 第69号
From: 住宅金融公庫 <xxxx@jyukou.go.jp>

このメールは、 件名だけを見ると一瞬何なんだろうかと疑いたくなる件名なのだが、 From メールアドレスを見ると、 住宅金融公庫という名前が目に入ってくる。 ドメインも @jyukou.go.jp とあるので、 怪しいメールではないことが分かる。

残念ながら、スパムメールはこの From メールアドレスをも偽装してしまう。 ケース1や2のような単純なスパムメールであれば、 From メールアドレスを見て判断すればいいのだが、 そう判断できない場合もあるので、 注意していただきたい。

【ケース4】

メールの件名:【生活情報版】生活ニューネットマガジン第125号
From: 国民生活センター<xxxxx_mag@kokusen.go.jp>

このメールの件名は、メール内容をより具体的に表現している。 From メールアドレスを見ると、 国民生活センターとなっている。 ドメインも @kokusen.go.jp であるので、 怪しいメールではないことが分かる。

私自身もこのメール情報に登録した覚えがあるので、 スパムメールでないことは明らかだ。

頭の良いスパマーは、 読者が安心するような件名と From メールアドレスの偽装で、 メールを読ませようとする。

こんなメールが届き始めると、 普通の読者はもう、判断力をすべをなくしてしまう。

最近のニュースに、 マイクロソフトが提供している Hotmail で、 Sender ID(SPF)というメール発信元を認証する仕組みを導入した、 というのがあった。

Sender ID は、 メールの送信元のドメインが詐称されているかどうかを DNS 経由で確認する。

Sender ID の仕組み以外に、 Yahoo が提唱している Domain keys という電子署名技術の仕組みがある。 メールメッセージ単位で送信元の認証を行うことができる。

Sender ID も Domain keys も、 完全にスパムメールを防止できるものではない。 ただ、From メールアドレスの偽装だけは防げるので、 このどちらかの仕組みを実装している ISP や会社のメールサーバーであれば、 From メールアドレスは信用できる。

現在利用している ISP や会社のメールサーバーがこれらの仕組みを導入済みかどうか、 一度確認したほうがいいだろう。 (執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)



japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。
ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。

Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.