新しい AOL Search では、Web 検索を行なった際、関連する動画やオーディオクリップ、画像、さらには関連製品の販売リンクを、Web 検索結果リストの後に表示する。また Web 検索結果の最上部では、『AOL Music』や『Moviefone』など、AOL が運営するサービスから、関連する独自コンテンツを表示する。たとえば映画のタイトルで検索すれば、Moviefone 提供のコンテンツリンクを表示し、歌手の名前で検索すれば、AOL Music 提供コンテンツのリンクを表示するといった具合だ。ほかにも、「what is 〜」といった単純な疑問文形式で検索を行なうと、最上部に直接的な答となり得る簡単な文章を表示する。
AOL Search の Web 検索機能は、Google (NASDAQ:GOOG) が提供している。そのため、ただ漫然と Web 検索結果を表示するだけでは、差異化を図れないと AOL は考えた。同社 AOL Search & Directional Media 担当上級副社長 Jim Riesenbach 氏によれば、他社との差異化のため、ユーザーインターフェースの改良や独自コンテンツの拡充に力を入れているという。
他社との差異化において鍵となるのは、AOL 自身に加え、親会社 Time Warner (NYSE:TWX) の傘下企業や提携企業が提供する、独自コンテンツもしくは独占提供コンテンツだ。Web 検索結果は Google が提供するとはいえ、AOL は様々な種類の独自コンテンツ情報源を持っている。先にも挙げた AOL Music や Moviefone などがその例だ。なお、AOL および Time Warner の各種メディアコンテンツや、提携企業からライセンスを得たメディアコンテンツの検索は、AOL のリッチメディア検索エンジン『Singingfish』が行なう。
検索例を示すと、最近ヒットした映画『Charlie and the Chocolate Factory』をキーワードにして検索した場合、通常の Web 検索結果以外に、最上部には Moviefone の映画情報やストリーミング動画のリンクを表示するほか、下方には、社外提供のストリーミング動画リンクや音声リンクを表示し、比較ショッピングサービス『pinpoint』による商品販売リンクなども現われる。Riesenbach 氏によると、入力するキーワードによっては、AOL でしか表示しない検索結果を表示するという。