オンライン版への傾倒を強める新聞業界米国新聞協会 (NAA) は先ごろ、米国内の (週末を除く) 日刊新聞の平均発行部数が、4月から9月の半年間について、前年同期に比べ2.6%落ち込んだとの調査結果を発表した。NAA によると、インターネットの影響が続いているため、新聞業界は大きな転機を迎えているという。
この発行部数調査は NAA が1991年から半期ごとに続け ているもので、今回の数字は過去14年間で最低だった。 NAA のアナリストは、日曜版の発行部数についても、発行部数の監査組織 Audit Bureau of Circulations (ABC) に届け出のある新聞は、同様に3.1%下落したと述べた。 ABC のデータでは、日刊新聞と日曜版の発行部数落ち込みが明らかになったが、NAA によると、逆に各紙の Web 版は利用者数を伸ばし続けているという。 NAA が示した Nielsen//NetRatings の調査結果では、2005年9月における新聞社のオンライン版サイト訪問者数が、4700万人以上だったことが明らかになっている。NAA は新聞社が運営する Web サイトの利用状況追跡を2004年1月から行なっているが、今回の数字は過去最高で、インターネット ユーザー全体の3分の1近くを占める値だった。 NAA の協会長 John F. Sturm 氏は、声明の中で次のように述べている。「当協会の調べは、新聞社が運営する Web サイトの利用者数が、全体的に増加していることを示すだけでなく、それぞれの新聞社の販売地域において、これらのサイトが主要な地域ニュースサイトであることが多いことも示している。これは明らかに、各地域コミュニティの一員として新聞社の得てきた長期的な信頼感が、インターネット時代においても薄れることなく、より強まるばかりということを示す」 また Sturm 氏は、「読者が印刷物としての新聞を読もうが、新聞サイトを読もうが、あるいは日刊のフリーペーパーなどニッチな新聞を読もうが、いずれにせよ新聞は読者の関心を変わらず惹き続けている」と語った。 関連記事 最新トップニュース
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