検索大手の Google は9日、無料デスクトップ検索ツールの新版『Google Desktop 3』のベータテスト開始を発表した。『Sidebar』のカスタマイズ機能や、Sidebar 内の情報を知人などと共有できる機能、『Windows』パスワードによる検索ロック機能など、現行の正式版に比べて新機能が増えた。しかし Google Desktop 3 ベータ版の新機能について、その実装方法を巡り懸念を抱く声が上がっている。
Google Desktop 3 ベータ版では上記のほかにも、複数のパソコンを常用するユーザーのための機能として、複数パソコン間を跨いでファイルや Web キャッシュの検索が行なえる『Search Across Computers』機能が加わった。
これまでのバージョンでは、ユーザーのコンピュータ内にインデックス情報を保存していた。しかし Google Desktop 3 ベータ版では、あるシステム内のファイルを別のシステムから検索できるようにするため、インデックス化したファイルの複製を、Google 側のサーバーにも置く。
ただしユーザーは設定を変更することで、どのファイルあるいはどのディレクトリを Search Across Computers 機能の対象にするか指定できるほか、同機能の必要がなければ、Google 側からデータを取り除くこともできる。
Google は、こうした個人データの保存期間が30日間のみで、未使用の場合ファイルは削除すると説明しているが、プライバシー問題の専門家は不正使用の恐れがあるとして、遺憾の意を示している。
市民の自由擁護団体 電子フロンティア財団 (EFF) のスタッフ弁護士 Kevin Bankston 氏は取材に対し、「Google が、自社サーバーに一般消費者のファイルを保存しても許されると思っているとは、驚きだ」と語った。
同氏は Search Across Computers 機能について、「クラッカーがパスワードを知ってしまえば、あらゆる情報をひとまとめに入手できるもの」と述べている。
株式会社リコーは、2008年7月8日、コンシューマー向け Web サービス「quanp(クオンプ)」に、Office 2003/2007の各アプリケーションからダイレクトにファイルのアップロード・ダウンロードが可能となるアドインツール「quanp Add-in for Microsoft Office 2003/2007」を公開した。