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2006年3月14日 09:30 |
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中国の携帯電話、2008年には MP3 から MP4 へ
著者: 株式会社サーチナ 執筆:サーチナ・齋藤浩一 プリンター用 記事を転送
▼2006年3月14日 09:30 付の記事
□国内internet.com発の記事
2005年、中国携帯電話市場ではカメラ付きモデルが大きな注目を集めた。サーチナ総合研究所が中国の消費者を対象に実施した調査(2005年11月、有効回答1,800人)によると、カメラ付き携帯の所有率は半年で4.8ポイント増加して18%。今後購入したいと考えている人も57%に達していることから、これからも大きなトレンドとして注目されそうだ。
同時に、カメラ付き機能の次に注目されるとみられるのが音楽機能を強化したモデル、いわゆる音楽携帯である。2005年の市場規模をみると、音楽携帯の市場規模は1-3月期には177万台だったが、その後は堅調な伸びを示し、4-6月期は285万台、7-9月期は562万台、10-12月期には735万台となり、年間では1,760万台に達した。
リサーチ会社の賽迪顧問(CCID コンサルティング)のデータによると、2005年7-9月期にリリースされた携帯電話のうち音楽携帯が占める割合は5割超。ゲームなどエンターテインメントに対するニーズが高まると同時に音楽機能を重視する消費者も増えてきた傾向がうかがえる。
2005年、音楽携帯をリードしたのはノキア、モトローラ、ソニーエリクソンといった海外企業で、MP4 を主流として展開した。一方、波導(BIRD)や康佳(KONKA)といった中国企業は MP3 を中心とするラインナップの充実を図り、MP4 より低価格で販売されたことから販売は好調。音楽携帯の認知度を高めたのはむしろ中国企業だったともいえる。
しかし、MP3 と MP4 はハード、ソフト面で技術的に異なる性質を持つため、今後もそれぞれ独自の発展を続けることになる。MP3 は PC などからのダウンロードを中心とするため、ソフト面では PC の技術を採用することが可能。そのためコストは MP4 より低く抑えられる。
中国市場では約30のメーカーが150近いモデルをリリースしているが、中国メーカーの製品が占める割合は40%程度。販売シェアでみると20%程度と振るわず、海外メーカー優位の状況には変わりない。CCID によると、2005年通年の MP3 携帯販売台数は806万1,000台。音楽携帯に占める割合は45.8%だ。
一方の MP4 は、マルチメディアファイルに対応するチップのほかある程度のメモリ容量を必要とするため、生産コストは MP3 より高く、多くがハイエンドモデルと位置づけられる。また、メーカー各社が MP4 携帯をカメラ付き携帯に続く高付加価値製品と位置づけているため、大規模な広告宣伝を展開していることもコスト高につながっている。CCID によると、2005年通年での MP4 携帯販売台数は953万9,000台。音楽携帯に占める割合は54.2%だが、そのうち中国メーカーが占める割合はわずか7%程度だ。
低価格を売りとして MP3 の普及は今後も続き、音楽携帯というサービスはより浸透していくだろう。しかし、MP4 の価格がこなれてミドルエンド、ローエンドモデルが登場するようになれば、その時点で音楽携帯の主流は MP4 になると思われる。そのタイミングは、第3世代(3G)携帯電話サービスがある程度普及するであろう2008年ではなかろうか。
(執筆:サーチナ・齋藤浩一)
記事提供: 
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