電子情報産業の2005年投資額は2006年も堅調か2005年の中国の電子情報産業分野における固定資産投資額は、500万元以上のプロジェクトの累計投資額は前年比21.7%増の1,468億2,000万元となった。伸び率は前年から12.4ポイント下がったものの、まずまず順調といえよう。
企業国籍別、業種別では若干の構造的変化がみられるが、これは第3世代(3G)携帯電話解禁を見据えた投資加速ともあわせて、2006年以降の電子情報産業固定資産投資の趨勢に少なくない影響を与えると考えられる。 企業国籍別にみれば、中国企業の安定成長、香港・マカオ・台湾企業の失速、外資系企業の年後半からの失速といった特徴がみられる。特に外資系企業の投資の伸びは8-10月にかけてほとんどゼロ成長が続いたが、対照的に中国企業の投資の伸び率が上昇している。 ただし、投資全体に占めるでは、外資系企業はまだまだ圧倒的。2004年に比べて4.7ポイント低下したものの、中国電子情報産業の固定資産投資全体に占める外資系企業による投資額はまだ4割以上を占めており、中国企業はとの差はまだ5ポイントほどある。 電子情報産業のうち、主要製造業別の伸び率の推移をみれば、やはり電子デバイス製造業のマイナスが目立つが、これは世界的な半導体市場の低迷や IC(集積回路)業界の投資周期とも関係があるだろう。通信設備製造業総じて高成長といってもいいだろう。 以上の傾向から、2006年の中国電子情報産業分野における固定資産投資は、個別の製造業種ではばらつきもあろうが、15-20%程度の成長は確実で、中国企業と外資系企業とのシェアが逆転するには至らないと考えられる。2006-2010年を対象期間とした第11次5か年規画(「十一五」)の初年度であり、マクロ経済的には好調も予想されており、全体的には堅調に推移しそうだ。 (執筆:サーチナ・齋藤浩一) 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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