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『Google Earth』で広告露出?今年の4月1日は、Apple Computer (NASDAQ:AAPL) の創立30周年記念日だ。巷間では、何か記念製品を出すのではと喧しい。Blog サイト『boakes.org』は最近、同社が「どでかい」広告を2年も前から準備しているという話を掲載した。これは大スクープに違いない。
boakes.org によると、「どでかい」広告とは Apple の人気製品『iPod』を模した地上構造物で、オーストラリア西部の廃鉱山跡に存在し、その大きさたるやサッカーコート8面分もあるという。同 Blog サイトの作者 Rich Boakes 氏は、『Google Earth』による広告露出を狙ったものと指摘した。Google Earth は、衛星写真や航空写真を用いた地図情報サービスクライアントだ。同種のサービスには、Web アプリケーションの『Google Local』や『Windows Live Local』などもあり、非常に人気が高い。 果たして Boakes 氏の話は本当だろうか? もちろんこれは冗談に過ぎない。しかし、Boakes 氏の見つけた映像は、見事なまでに iPod のように見える。 Boakes 氏は取材に対し、次のように述べている。「自分の母親や近しい友人たちが、(Blog 記事を) 読んで笑ってくれるだろうと思っていたが、まさか何千件ものアクセスとメッセージが集まるとは予想していなかった。これにはかなり驚いた」 しかし、Boakes 氏の得た束の間の名声も、笑い話に留まらないかもしれない。 Google Earth による露出を狙った iPod 広告というのは Boakes 氏の創作だが、同種の広告露出を狙う向きも、世の中には存在する。 ドイツの Artfield は、開けた農地を使った巨大広告を製作する会社で、Budget Rent A Car や Swissair などが同社の広告を利用している。 また大型店舗を展開する小売チェーンの Target も、店舗の屋上に巨大な赤い標的マーク (同社の商標) を描いている。 これらの広告は、必ずしも Google Earth 狙いというわけではなく、おそらくは低高度を飛行する航空機の搭乗者に対する広告露出や、航空写真による露出を狙ったものだろう。しかし、低高度から撮影した航空写真も、Google Earth などのサービスにとっては重要な情報源だ。また同種サービスのユーザーコミュニティでは、面白いランドマーク探しの一環として、この手の巨大メッセージ探索が流行っているのも事実だ。 そして、Google Earth による広告露出を明確に謳う業者も存在する。長年屋上広告業を営んできた Colin Fitzgerald 氏は、初めて Google Earth を目にするや、すぐさま『RoofShout.com』という Web サイトを立ち上げ、衛星写真で露出可能な屋上広告の販売を開始した。 Fitzgerald 氏は取材に対し、「屋上の空きスペースに注目しだすと同時に、この手があったかと思った」と語った。同氏は直ちに屋上スペースを広告媒体として eBay で売り出し、かなりの数の買い手も見つけた。 Fitzgerald 氏に巨大 iPod 広告の話をしたところ、同氏は笑ってみせた。Google Earth による広告露出という話は、同氏自身と同氏の経験を彷彿とさせる。Boakes 氏の周りで起きた空騒ぎについて、Fitzgerald 氏は自分もやはりそうだったのかも知れないと述べた 「確かに報道メディアの注目は大いに集めた。CNN の記者が電話をかけてくるなど、私の家内は何が起きているのか訳が分からない様子だった」と Fitzgerald 氏は語る。 しかし、Google Earth などの地図情報サービスでは、衛星/航空写真の更新を滅多に行なわないか、行なったとしても無作為だと分かった結果、Fitzgerald 氏と同氏の潜在顧客たちの関心はしぼんでしまった。「広告主の本格的な関心を集めることができなかった。(広告主の) 関心は存在すると言いたい。しかし自分の周辺では、(屋上広告は) 関心を生んでいない」 ただ、可能性が薄いと簡単にあきらめるべきではないかもしれない。古今東西、あり得ない、不可能だと言われながらも、一握りの人々が信じ、そして求めた結果、実現した偉業は数多く存在する。 関連記事 最新トップニュース
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