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『Exchange』ユーザーを『Lotus』に取り込め、IBM が新戦術IBM (NYSE:IBM) は30日、Microsoft (NASDAQ:MSFT) 対抗策として、新しい戦術を開始した。顧客を『Microsoft Exchange』から Linux 版『Louts Notes』および『Lotus Domino』に乗り換えさせた提携企業に最高2万ドルの報奨金を提供するキャンペーンだ。
Microsoft Exchange ユーザー企業の取り込みを狙った今回のキャンペーンを、IBM は Linux のマスコットになぞらえ、『Migrate to the Penguin』(ペンギンに移ろう) と名づけた。これは、Microsoft 製品のユーザーを自社の Linux 製品に乗り換えさせようとする最新の戦術であると同時に、Linux の利点を強調して Lotus 製品も宣伝しようという抜け目ない戦術でもある。 このキャンペーンは、IBM が2002年12月に始めた『Move2Lotus』キャンペーンを拡大したものだ。同キャンペーンでは、100社あまりの提携企業が顧客の Lotus Notes/Domino への乗り換えを支援する移行ツールを開発している。 Migrate to the Penguin キャンペーンでは、Lotus 製品への乗換えを促すため、顧客を Microsoft Exchange から Linux 版 Lotus Notes/Domino に乗り換えさせた小売業者に対し、報奨金を提供する。 報奨金の額は、Microsoft Exchange から移行して IBM のソフトウェアライセンスおよびメインテナンス プログラム『Passport Advantage』または『Passport Advantage Express』に加わったユーザー数によって決まる。同プログラムのアカウント1件当たり20ドルで、最大1000件までとなっているため、受け取れる額は最高2万ドルだ。 IBM はこのキャンペーンを、米国とカナダで実施中だが、2006年中に世界各国に拡げる予定だという。 なお同社は、Move2Lotus も拡充し、提携企業に対して Lotus Notes/Domino 関連の教育および認定プログラムを無料で提供して、それら企業が常に Lotus Notes/Domino の最新コード情報を熟知できるよう支援するようにした。さらに、ホスティング型の Lotus Domino/Notes システムに「Proof of Concept」(概念実証) プランも提供する。 このプランは、いわば「購入前に試用」して有用度を確認できるもので、ユーザーは Lotus Notes/Domino 環境にログインし、自社のデータを使って運用を実際に体験できる。 IBM によると、最新版である『Lotus Notes/Domino 7』の販売数は急増中だ。同社は製品グループごとの売上高を開示してはいないが、2005年に示した2桁台の売上伸び率に Lotus 製品群が貢献したという。 調査会社 IDC が昨年発表したデータは、コラボレーション関連ソフトウェア市場について、規模が25億ドルほどであること、および Microsoft と IBM のシェアが共に40%前後でほぼ拮抗状態にあることを示している。
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