MLB、双方向テレビによる試合の多元中継サービスを開始米プロ野球大リーグ (MLB) は今週から、双方向ブロードバンドテレビの新サービス『MLB.TV Mosaic』を開始する。これは、1つの画面に最大6試合分の生中継映像を同時に分割表示し、選択した試合の音声やデータを視聴できるというものだ。また、好きな試合の画面をクリックして全画面表示することもできる。
MLB.TV Mosaic は、MLB のインターネット子会社 MLB Advanced Media (MLBAM) が、双方向テレビ関連ソフトウェア/サービス会社の Ensequence と共同開発したもので、MLB が公式サイトで提供している有料オンライン試合放送サービス、『MLB.TV』の加入者なら無料で楽しむことができる。同サービスの加入者は現在、80万人にのぼる。 Ensequence によると、1つの画面に6試合分の生中継映像を同時に表示するというのは世界初の試みで、IP テレビの未来を示唆するものだという。 Ensequence の広報担当者 Aslam Khader 氏は次のように語った。「当社の技術を使えば、動画主体のコンテンツに双方向性を持たせることができる。今回初めて、MLB がそうしたアプリケーションをブロードバンド プラットフォームに実装した。言わば、Macromedia の『Flash Player』の双方向テレビ版といったものだ」 MLB は Ensequence の技術を利用して、所有するブロードバンド向けコンテンツを複数の配信プラットフォームに対応させることができる。今回共同開発したアプリケーションは、MPEG-4 形式に準拠した『Windows XP』版『Windows Media』の動画コンテンツに対応している。Khader 氏によると、Apple Computer の『Mac OS X』にも近く対応するという。 この野球試合放送アプリケーションでは、デスクトップにストリーミングメディアを統合し、インターネットを通じてデータを表示すると Khader 氏は語り、次のように説明した。 「動画が画面の約4分の3を占め、それを囲む L字形の部分に各種データを表示する。視聴者は、クリック1つで進行中の試合のスコアや、個々の選手のデータを閲覧できる」 Ensequence の社長兼 CEO (最高経営責任者)、Dalen Harrison 氏は、声明の中で次のように語っている。「このアプリケーションは、当社が過去6年間に培った双方向テレビ放送に関する成果のすべてを、ブロードバンドテレビに注ぎ込んだものだ」 広報の Khader 氏によると、他のスポーツリーグとも「話し合い」が進んでいるという。具体的な団体名は明らかにしていない。Ensequence は今月に入って、テレビ番組情報サイト『TV Guide Channel』、およびケーブルネットワーク大手の Cox Communications から、同社の双方向テレビ関連ソフトウェアの採用契約を得たと発表したばかりだ。 双方向テレビ番組およびコマーシャルの放送に、Ensequence のツールやソフトウェアスイートを利用している放送業者やサイトには、ほかにも BBC、MTV Networks (イギリスおよびアイルランド)、『Disney Channel』、デジタルテレビ会社 British Sky Broadcasting (BSkyB)、BSkyB のスポーツチャンネル『Sky Sports』、衛星テレビサービス『DISH Network』などがある。 関連記事 最新トップニュース
|
|