Ask.com の最高経営責任者、Microsoft に移籍Ask Jeeves からの改称に伴って執事の Jeeves 氏がいなくなったのに続き、CEO (最高経営責任者) の Steve Berkowitz 氏も検索業界中堅 Ask.com を離れることになった。Berkowitz 氏の行く先は、Microsoft (NASDAQ:MSFT) だ。
Microsoft の広報担当 Jim Desler 氏によると、Berkowitz 氏は、『MSN.com』『MSNTV』『MSN Internet Access』の番組編成、『Live Platforms』『MSN』『Windows Live』の広告営業と事業開発およびマーケティングを統括することになるという。 Ask.com (当時 Ask Jeeves) は 2005年3月、Eコマース複合企業 IAC/InterActiveCorp (NASDAQ:IACI) に買収されたが、その後も検索市場におけるシェアは停滞に近い状態で大して伸びていない。そうした Ask.com を率いていた Berkowitz 氏だが、同氏を獲得したことについて、専門家たちは、Microsoft にとって大成功だと評価している。 Desler 氏は、取材に応えて次のように述べた。「これは非常に強力な人材獲得だと思う。(Berkowitz 氏は Microsoft に) 新鮮な視野をもたらす。わが社に素晴らしく強大なチームが編成されつつあるのが見える」 Berkowitz 氏については、業績が低迷していた Ask Jeeves の生き残りに寄与した功績を評価する人が少なくない。とりわけ大きな功績と評価されているのは、自然言語記述による問答形式の検索からキーワードによる検索方法への転換を指揮したことだ。キーワードによる検索方法は、業界トップ2の Google と Yahoo! が使っており、いわば業界標準のようになっている。 調査会社 Nielsen//NetRatings の調べによると、検索市場における Ask.com のシェアは今年3月に2.2%で、(IAC が Ask Jeeves を買収した) 昨年3月の1.8%に比べ、1年間で0.4ポイント伸びたという。 しかし、この伸びも、Ask.com とシェアの最も近いメタ検索エンジン『My Way』が1.4%から2.8%に倍増させたため、シェア順位が逆転した。そのため、今年3月のシェアランキングでは、トップ5に Ask.com の名前がない。 なお、Berkowitz 氏が Ask.com を離れる理由について、IAC の広報担当 Patrick Crisp 氏は、IAC との確執によるものではないと述べた。 Crisp 氏は取材に対し、「Berkowitz 氏は (われわれと) 良い関係を築いていた」と語った。そして、Berkowitz 氏が Ask.com を離れるのは、単により大きな仕事をしたいと望んだだけだと補足するとともに、次のように述べている。 「Berkowitz 氏は、Microsoft に移ることによって、検索を超えてインターネット分野により広がりを持った影響力を持ちたいのだろう」 関連記事 最新トップニュース
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