Microsoft、ソーシャルネットワークサービス会社 Wallop 設立を発表Microsoft (NASDAQ:MSFT) は25日、ソーシャルネットワークサービス会社 Wallop の設立を発表した。Wallop のソーシャルネットワーク技術は、Microsoft の研究開発部門 Microsoft Research が開発していたもので、今回この技術に対し、Microsoft の『IP Ventures』プログラムを通じてベンチャーキャピタル (VC) 会社から資金を調達し、分社化した形になる。新会社は年内に活動を開始する。なお IP Ventures とは、VC 企業や起業家たちと、Microsoft の研究成果を結びつけるプログラムだ。
Wallop 設立にあたり、初回資金調達に応じたのは、創業30年近い老舗 VC 会社の Bay Partners だ。Microsoft も少数株式を持ち、Wallop 取締役会に1席確保する。また Wallop の CEO には、経験豊かな起業家 Karl Jacob 氏が就く。かなり後発になってしまったが、Microsoft にとって Wallop 設立は、有望なソーシャルネットワークサービス市場への参入といえる。 だが、Wallop の前途は多難だ。ソーシャルネットワークサービス市場には、MySpace.com や Facebook など、強力なサービス企業がすでに存在しており、厳しい競争が待っている。 ソーシャルネットワークサービス市場の価値、もしくはその価値に対する確信の強さは、こうした競合会社の買収劇にまつわる金額の大きさからも、推し量ることができる。 たとえば、今月19日に第3回資金調達で VC 会社 Greylock Partners から2500万ドルを獲得した Facebook の場合、Viacom の7億5000万ドルという買収提案に対し、20億ドルの売却金額を提示して破談したとの報道があった。 また2005年には、Fox 系列テレビ局などを擁する News Corporation が MySpace.com を運営する Intermix Media を買収したが、その金額はおよそ5億8000万ドルだった。 Wallop に話を戻すと、前出の Jacob 氏に取材したところ、Wallop は技術とビジネスモデルの両面で、競合会社との差異化を図ると述べた。 一般的なソーシャルネットワークサービスの、友人同士をつなぎあうという関係構築モデルとは異なり、Wallop では社会交流に対応したアルゴリズムを用いて、ソーシャルネットワークの構築と維持を自動的に行なうという。 さらに Jacob 氏は、Wallop が運営するソーシャルネットワークサイトのビジネスモデルについて、広告支援型にはしないと語った。 Facebook と MySpace.com の成功にまつわる話の多くは、獲得しているユーザー層に根ざしている。これらのサービスは、18歳から24歳の年齢層に人気がある。この年齢層は、マーケティングメッセージに対して反応が良いことから、広告主が求めてやまない年齢層だ。 論点の大半は、Facebook と MySpace.com が上記の若年層ユーザーを多く持つため、従来型メディアの Viacom と News Corporation が大金を出した、あるいは出そうとしたというものだ。 しかし Jacob 氏は、そうした議論に耳を貸そうとしない。「これは、ソーシャルネットワークサービスにおいて、広告だけが有効なビジネスモデルだという前提に立った話だ。しかしそれは間違っている、というのが私の見解だ」と同氏は語った。 なお Microsoft については、マーケティングに関連してもう1件動きがある。『Wall Street Journal』紙は26日、Microsoft が推定2億ドルないし4億ドルで Massive を買収すると報じた。Massive は、ビデオゲーム内広告ネットワークを運営する新興会社だ。 関連記事 最新トップニュース
|
なぜ勝った? 世界No.1シェアをつかんだ“Windows”(9月5日 11:00)
ソフトバンクモバイル、8月の純増数は約16万件――携帯電話契約数に関する速報(9月5日 14:40)
【今週の Web ミミズク】Google と Apple でにぎわうニュースサイト(9月5日 16:50)
TCA、8月度の携帯契約数を発表――ソフトバンクが16か月連続純増 No.1 に(9月5日 18:00)
読者が迷惑メールと認識する時…(9月3日 10:00)
私の周りは“geek out”している人ばかり(9月5日)
|