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『MSN adCenter』の秘策は、『Microsoft Passport』との連携検索マーケティングの究極目標は、適切な広告を適切な時期に適切な人物に届けることだ。しかし、ユーザーのプライバシを犠牲にしてまで、その目標に到達する価値があるだろうか?
Microsoft (NASDAQ:MSFT) の検索マーケティング プラットフォーム『MSN adCenter』は、広告主の Web サイトを分析してキーワードを提案する機能や、性別/年齢/居住地/職業などユーザーの人口統計学的データを使って広告対象を絞り込む機能を使い、究極目標の探求で競合他社よりもかなり先を行っているかもしれない。 先ごろカナダのトロントで開催された検索エンジン戦略イベント『Search Engine Strategies 2006』(4月25日-26日) で、Microsoft の検索メディア戦略担当者 Jason Bailey 氏は、満員の聴衆を前に、MSN adCenter プラットフォームでユーザーの人口統計学的データをどのように利用しているのかを披露した。 MSN adCenter は、Yahoo! Search Marketing や Google の『AdWords』に対抗しようと、Microsoft が開発した検索マーケティング プラットフォームだ。昨年9月にフランスとシンガポールで正式運用が、翌10月に米国で試験運用が始まっている。 広告主にとって MSN adCenter の利点は、あるキーワードについて、それを使って検索している人の性別/年齢/居住地/職業などを特定できることだ。また、検索者がアクセスしている地理的位置情報や時間的情報も分かる。 Bailey 氏によれば、MSN adCenter を使うと、広告主は曜日や時間帯を絞って広告を表示できるという。 「対象絞り込みツールおよびユーザー情報ツールは、きわめて精確な検索戦略を立てられるため、高い効果がある。広告を見てもらいたい消費者のタイプ (性別や年齢など) や、広告の表示時間帯や表示方法を細かく指定でき、成約率を高められる」 なお Bailey 氏はプレゼンテーション中、Microsoft がどこから人口統計学的データを得ているかについて言及しなかった。入手先が明らかになったのは、聴衆からの質問に答える形で、ユーザーの『Microsoft Passport』アカウント情報を基にデータを抽出していることを、同社の広報担当が認めた時だった。 Microsoft Passport は、統合型のシングルサインオン ソリューションだ。『Hotmail』や『MSN Messenger』をはじめ、Microsoft が提供しているサービスの多くで横断的に使うことができる。新サービス『Windows Live』でも採用している。 関連記事 関連テーマ
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