Microsoft と N.Y. Times、新聞閲覧ソフトを共同開発Microsoft (NASDAQ:MSFT) は、読みやすい印刷版に近い紙面をパソコンに配信する、新しい新聞コンテンツ配信方法を公開した。
これは、同社会長 Bill Gates 氏が4月28日、米国新聞編集者協会 (ASNE) の集会で試作品を実演披露した、新聞閲覧ソフトウェア『Times Reader』だ。 Times Reader は、同社が New York Times Company (NYSE:NYT) と共同開発した。次世代オペレーティングシステム (OS)『Windows Vista』が備える高度な表示技術『Windows Presentation Foundation』(WPF) を用い、パソコン画面上での読みやすさを向上させている。コンテンツ表示方法にかなり制約がある従来の HTML の枠を超えて、新聞記事を表示できるところに大きな特徴がある。 Gates 氏は、Times Reader のリリース時期について、数か月後以内にダウンロード提供を開始する予定だと述べた。 New York Times Company の会長兼『New York Times』紙の発行人 Arthur Sulzberger Jr. 氏は、Times Reader について、「印刷版 New York Times の特徴である見やすさおよび携帯性と、インターネットの双方向性および即時性との融合に向けた、大きな一歩」と評している。 Times Reader は、印刷版の New York Times と同じ書体を使うことによって印刷版の紙面と同様のルック&フィールを維持する。そして、コンピュータ画面のサイズに応じて最適な段組みと書式で表示するのが特徴だ。「このページは 1024x768 ピクセルで最適に表示されます」などといった、ナンセンスとも言える古いやり方はとっていない。文字のサイズやコンテンツの関連性など、ユーザーが自分の好みに合わせて表示についてカスタマイズすることもできる。 Times Reader は、テキストを見やすく表示するのみに留まらない。「ハイパーリンク」や「記事の常時更新」「リッチメディア」など、Web と連動した機能も充実しており、携帯型コンピュータを持つ人なら、旅行中でも最新記事をダウンロードして読める利点がある。Microsoft のプラットフォーム戦略グループのグループマネージャ Tim O’Brien 氏によると、あらゆる記事データが RSS フィードで配信されるという。 Tim O’Brien 氏は、「今では新聞コンテンツをインターネットに掲載することが当たり前のプロセスになった。どこの会社もやっている。しかし、このようなクライアントベースの (閲覧) モデルでは、広告がほぼ常時表示されるよう、もっと工夫する必要がある」と言う。そして、新聞にとって契約獲得がますます難しくなっている広告に関して、(新聞広告ならではの有効な方法を) 生み出さねばならないと述べた。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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