主要検索エンジンの連動広告リンクにご用心SiteAdvisor は12日、検索エンジンの安全性に関する調査報告『The Safety of Internet Search Engines』を発表した。同調査報告によると、検索エンジンが連動広告で表示するリンクのうち、悪質なサイトに繋がるリンクの割合は、アルゴリズム検索結果における悪質サイトの割合に比べ、かなり高いという。
SiteAdvisor は、先ごろセキュリティソフトウェア大手の McAfee が買収した会社だ。SiteAdvisor は Web サイトの危険性評価データベースと、そのデータベースによる危険性情報を Web ブラウザで随時表示するツールを提供している。 同調査は、Google、Yahoo!、Microsoft の MSN、AOL、Ask.com を対象に、検索頻度の高いキーワードによる検索を実行し、その結果を調べたものだ。各検索エンジンの連動広告リンクのうち、平均で8.5%が危険なサイトに繋がることが明らかになった。 一方アルゴリズム検索結果に現われる危険なサイトのリンクは、平均3.1%に留まった。同調査では、SiteAdvisor の Web サイト危険性評価データベースに基づいて危険なサイトか否かを判断している。 検索エンジン別でみた場合、最も成績が悪かったのは Ask.com だ。Ask.com では、検索連動広告とアルゴリズム検索をあわせて、6.1%が危険なサイトのリンクだった。 次に Google と AOL が5.3%で並び、Yahoo! が4.3%、そして MSN は3.9%と5サイトの中では最も良好な数字となった。 SiteAdvisor の市場ストラテジスト Shane Keats 氏は取材に対し、今回の調査が検索エンジンにとって、今まで以上に検索結果を厳しく管理するきっかけになれば、と語った。 「検索エンジンは、これまでも広告主を入念に審査する取り組みをいくつか行なってきた。私が1つ望むことは、検索エンジンがこの調査結果を受けて、消費者を保護する努力を今まで以上に行なうことだ」 Yahoo! はこの結果を受けて声明を発表し、同社が「ユーザーに提供する検索体験を絶えず強化し続けている」と述べた上で、「スパイウェアの識別を支援するためアンチ スパイウェアツール」をユーザーに提供し、「掲載する広告リンクの品質向上のため、専門の独自技術を持つほか、世界中に専門の人材を配している」と強調した。 同様に Ask.com も取材に対して声明を寄せ、「連動広告であれ通常検索であれ、危険な可能性のある検索結果を発見した場合、われわれは精力的にそれらを削除している」とユーザーに請けあった。 こうした中で最も有名な取り組みの1つが、Microsoft の研究プロジェクト『Strider HoneyMonkey Project』だ。Strider HoneyMonkey は、ブラウザの脆弱性につけ込んで無警戒な消費者のコンピュータに悪質なソフトウェアをインストールするサイトを、自動的に識別する技術を開発している。 関連記事 最新トップニュース
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