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2006年5月15日 09:00

不正クリック問題、Google に新たな訴訟

著者Nicholas Carlsonオリジナル版を読む海外海外発
9000万ドルでは足りない。

これは、不正クリック集団訴訟の被告 Google が今年3月に提示した和解案による決着を阻止しようと、5月第2週に改めて同社を訴えた原告の言い分だ。Google は、和解案で9000万ドルの和解金を示していた。今回訴えたのは、情報 Web サイト『SafeSpaces.com』の Joseph Kinney 氏をはじめとするインターネット広告主だ。

この訴訟は金が目的ではない、と Kinney 氏は言う。同氏は、SafeSpaces.com の創立者であるとともに、コンサルタントや講演者としても知られる人物だ。

Kinney 氏は、取材に応えて次のように述べている。「この訴訟は、私にとって単なる経済的な問題ではない。Google のような企業には、金を払った人々や世間に対して説明責任がある、と考えているだけだ。この (同社が3月に提示した) 和解案では、その責任が達せられない」

問題の集団訴訟は2005年2月、贈答品販売の Lane’s Gifts and Collectibles と私立探偵会社の Caulfield Investigations が原告代表となって、Google、Yahoo!、Time Warner、および Time Warner の子会社 America Online (先月 AOL に改称) と Netscape などを相手どり、アーカンソー州の裁判所に提訴したものだ。

それに対して Google は今年3月、和解案を示し、原告の広告主たちと間もなく和解すると発表していた。この和解案では、不正クリックと判断されたクリックすべてについて Google がクレジットを提供すること、そのクレジットを原告広告主が Google での新たな広告枠購入に充当できることが示されており、Google は発生し得るクレジットと弁護士費用を合わせても、9000万ドルを超えることはないと述べていた。

Kinney 氏は、この和解案を受け入れるかと弁護士に尋ねられた時、即座にノーと答えたと言い、次のように語った。

「わたしは、提示された和解案には絶対反対だと弁護士に告げるとともに、全くの茶番劇やジョークに関わるくらいなら何も受け取らないほうがましだ、とはっきり伝えた」

和解決着を阻止しようとするこうした動きに対し、Google は声明の中で、次のように述べている。「わが社は公正な和解に達しており、それは裁判所から暫定承認を得ている」

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