トランスコスモスが4月にサービス化を決定した「リスティング広告 ROI 最大化ソリューション」は、検索連動型キーワード広告の費用対効果が高くなるようにクライアントを支援するコンサルティングサービス。だが特筆すべきは、従来は人間が行ってきた作業をロボットとアルゴリズムに任せ、“人に依存しない”という点だ。
すでにテスト運用では130%の ROI 向上を確認したという同ソリューションについて、トランスコスモス サービス企画部シニアビジネスアーキテクトの桐生学氏に詳細を聞いた。
特徴は2つの新開発 AI エンジン。一つは入札するキーワードをロボットで大量に自動収集し、最適な組み合わせをリスト化する「Web コンテンツマイニングエンジン」、そしてもう一方がすべてのキーワードの最適な入札価格を算出し、効率的な自動管理を行う「キーワードポートフォリオエンジン」だ。これらの技術を用いることで、これまで営業担当者が手作業で行っていたプロセスを自動化し、キーワードあたりの顧客獲得単価を計算に基づいて最も低く抑えることが可能となるという。
桐生氏は「いままで根拠に基づいて ROI を最大化するというソリューションはなく、営業担当者のスキルや経験した事例・ノウハウというものが主流だった。今後このような自動化ツールが登場すれば、リスティング広告のコンサルティングサービスには大きな衝撃となるだろう」と自信を見せる。
■ ロボットが収集する膨大なキーワード
具体的な手順はほぼ自動化されている。まずはクライアント企業の Web サイトや、その競合 Web サイトをロボットにクロールさせ、数万〜数十万におよぶ大量のキーワードを自動的に収集する。これまで営業担当者が考えてきた、または調査してきた過程で浮かび上がったキーワードより明らかに多くのキーワードが集められるという。
キーワードの組み合わせは無限に存在するため、人間がすべてを考え出すのは実質不可能。Web コンテンツマイニングエンジンがこの作業を自動化した意味はここにあるという。ロボット巡回によるキーワードの網羅性とその組み合わせのボリュームが Web コンテンツマイニングエンジンによって実現され、また同様に入札管理もキーワードポートフォリオエンジンによって自動的に行われる。
はじめに Web コンテンツマイニングエンジンが抽出したすべてのキーワードのリストを自動的にオーバーチュアなどに登録して買い付ける。ポートフォリオエンジンが動くと、一度30円で入札したキーワードを次の日は35円、また次の日は28円で入札といったようにシステムが自動的に管理する。この入札は試験入札というもので、この際に1位表示、2位表示、3位表示時の広告効果を調査し、後のポートフォリオ最適化に活かす。効果の定義はクライアントごとに、資料請求や来店など設定可能だ。
株式会社リコーは、2008年7月8日、コンシューマー向け Web サービス「quanp(クオンプ)」に、Office 2003/2007の各アプリケーションからダイレクトにファイルのアップロード・ダウンロードが可能となるアドインツール「quanp Add-in for Microsoft Office 2003/2007」を公開した。