『New York Times』紙オンライン版、パーソナライズ化機能を試験中大手新聞社 New York Times (NYSE:NYT) は、同社の運営するニュースサイト『NYTimes.com』で、7月第2週にパーソナライズ化サービス『My Times』のベータテストを開始したと認めた。
このベータテストには、NYTimes.com の購読者5000人が参加している。My Times では、様々な集約コンテンツ要素から利用者が選択したものを、単一ページ内に配置できる。 コンテンツ要素は、New York Times の記事だけではなく、同社の編集者および記者が選択した、直接同社と関係のない Blog サイトやオンライン出版物も網羅する。 言うなれば、あらかじめ手が加わった XML フィード集約サービスといえる。 My Times は、NYTimes.com サイトにおける機能強化の最新事例で、またオンラインコンテンツから売上を得ようとする中、現在出版社が直面している多数の問題について、いくらかなりとも解決しようという試みでもある。 そうした問題の1つが、RSS などの XML フィードを用いたコンテンツ集約技術への対応だ。 XML フィードによるコンテンツ集約技術は、望みのコンテンツを一覧できるため、読者に利便性をもたらす。コンテンツ集約には、スタンドアロンのアプリケーションや、Web アプリケーションなどを用いる。Web ベースのコンテンツ集約アプリケーションとして代表的なものは、IAC/InterActiveCorp (NASDAQ:IACI) の検索およびオンラインコンテンツ子会社 IAC Search & Media (母体は元 Ask Jeeves) が運営する『Bloglines』だ。 こうした集約技術は、増々人気が高まっており、出版社は取り組まざるを得ない状況にある。 IAC Search & Media によると、Bloglines の登録者数は2006年6月に前年同期比で300%増を記録したという。 オンラインコンテンツを擁する出版社にとって問題なのは、XML フィードと広告の兼ね合いだ。 出版社がオンライン広告料金を決定する際の指標の1つとして、インプレッション数、すなわち露出頻度がある。しかしコンテンツ集約ツールを通じてアクセスが増えても、コンテンツサイトの実際のページアクセスとは必ずしも等価ではなく、インプレッション数の意味をあやふやなものにしている。 大手コンテンツサイト『Wired News』の編集長 Evan Hansen 氏は取材に対し、次のように述べた。「人々は RSS (などのフィード技術) を、諸刃の剣と思っている。それは間違いなく真実だ。同技術はニュース提供者の役割を変えるもので、成功するためには、多大な注意を払ってうまく取り扱わなければならない」 関連記事 最新トップニュース
|
|