中国のインターネット利用者1億2,300万人、2/3が BB中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)は7月19日、「第18回中国インターネット発展状況統計報告」を発表した。それによると、2006年6月30日時点における中国のインターネット使用者は前年同期比19.4%増の1億2,300万人となった。そのうち、ブロードバンド接続(xDSL、ケーブル接続)者数は全体の62.6%を占める7,700万人に達した。
インターネット使用者数の増加数は、2006年1月から6月で1,200万人。前回調査の2005年7月から12月と比べて1.5倍の増加となっており、半年間の増加数が1,000万人を超えたのは2004年1月の第14回調査以来。サービスの拡充にともない、ライフスタイルにしめるインターネットの役割が大きくなっていることが分かる。 接続形態でみると、ブロードバンド接続者は同45.3%増の7,700万人に達し、2006年上半期だけで2,400万人の増加となった。1年前の第16回調査でダイヤルアップ接続(ISDN を含む)を超えて以来、増加が続いている。一方、ダイヤルアップ接続は2005年1月の第15回調査をピークに減少傾向にあり、4,750万人となった。 なお、インターネット接続に携帯電話端末を使用している人は約1,300万人、PDA や情報家電機器を使用している人は約98万人とされている。今後は、3G サービスの開始や北京五輪の開催で急速に進むであろうモバイルテレビの動向なども気になるところ。 また、cn ドメインの登録数は119万617件となり、2006年上半期(1月から6月)で9万3,693件増加した。cn ドメインの内訳では、「.cn(セカンドレベル)」が66万5,680件で最多となり、全体の55.9%を占める。「.com.cn」は38万9,895件(32.8%)で、この両者で全体の88.7%を占めている。 Web サイトの数は、2006年上半期(1月から6月)で9万4,200件増加して78万8,400件となった。登録地域別でみると、華北、華東、華南地域の合計が83.6%に達しているのに対し、東北、西南、西北地域の合計は14.0%にとどまっている。東北、西南、西北地域の割合が前回調査より2.1ポイント増となったものの、地域間の較差は依然として大きい。 インターネット利用者の週あたり平均接続時間は、調査開始以来最多の16.5時間となった。前年同期比では17.9%の増加となる。2001年6月の調査における週あたりの平均使用時間が8.7時間だったことを考えれば、この5年間でほぼ倍増したことになる。CNNIC では、「一部のインターネット先進国よりも使用時間は長い」として、日常生活におけるインターネットの役割が徐々に大きくなっていると分析している。 CNNIC では、今回から青少年を対象とする調査項目を設けた。中国には約1億1,000万人の小学生がいるが、そのうちインターネットを利用したことがあるのは約250万人。同じく、中学生では6,000万人のうち約1,100万人、高校生では3,600万人のうち約1,840万人となった。小学生への浸透率は2.3%と低いが、高校生では50.9%に達している。 もちろん、沿岸部と内陸部における不均衡は未だ解決しておらず、この数字が中国全体の実態を表しているとはいえない。それでも、中国のインターネット市場がいかに大きいかを知る上では十分なデータである。 (執筆:サーチナ・齋藤浩一) 関連記事 最新トップニュース
|
|