事例研究:業界別傾向サイトがユーザーからどのように評価されているか、「企業情報サイト調査2005」の結果をもとに、業界別の傾向を見てみたいと思います。
ランキングの上位の多くは飲料・食品業界が占めます。 この業界はアクセスが多く、好感度も高いサイトが数多くあります。ただし、上下の差が激しく、上はキリンビール、アサヒビール、サントリーのように日本を代表するといってもよい人気の Web サイトが数多くありますが、平均以下のサイトもあります。 一般にサイト効果は高く、「また見たい」とか「サイトを見て会社や商品に興味をもった」と感じる人の割合が多い業界です。 これに対して、電機業界は全体的にアクセスは多いのですが、閲覧後の好感度はそれほど高くない場合が少なくありません。いわゆる人気業界なのでたくさんの人が関心を持ち、アクセスしているのですが、少なくとも企業情報は期待はずれのこともあるようです。また、この業界も上下の差が激しいのが特徴です。 同様の傾向は情報通信の業界にも見られます。そして、この傾向はより著しくなります。特に携帯電話の会社は、アクセスは抜群に多いのですが、好感度はそれほどでもなく、平均的よりは少し上、というレベルにとどまっているようです。 運輸業界も差が激しい業界です。この中では、ANA、JAL といった航空会社のように全般的に評価が高い会社がある反面、日本郵政公社のように、アクセスは抜群に多いが、好感度は平均以下、というところもあります。もっとも、民営化に伴いこれからはまた違ってくるでしょう。 自動車業界は日産、トヨタ、ホンダの3社が飛び抜けています。そして、リアルの世界ではトヨタが断然トップ企業ですが、Web ブランドの世界では日産がリードしています。このように、リアルブランドではトップ企業に及ばなくても、Web ではトップを凌駕するチャンスが大きいのが Web ブランディングの特徴の一つといえます。 素材メーカーや住宅関係の会社のアクセスは、おおむね上記の業界ほど多くはありませんが、中には、TOTO や INAX のように実際に閲覧してもらうと非常に好感される Web サイトもあります。しかし、全体的な傾向としては、まだまだ Web サイトの改善の余地があるようです。 このように、アクセス度とサイト好感度の関係を見ることによって、その Web サイトをどのような方向で改善すればよいのか、手がかりが得られることがあります。 記事提供:(株)日本ブランド戦略研究所
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